チュニジアが大変なことになっていますね。


およそ10年ほど前、ハンニバル戦記が好きで、カルタゴの遺跡が見たくなり、チュニジアに10日間ほど旅をしてきました。


チュニスのメディナ(旧市街)、シディ・ブ・サイドの輝くような地中海とチュニジアンブルー、イスラム第4の聖地カイロアンの早朝響き渡るコーラン、スースの街並み、トズ―ルのオアシス・・いまでもベスト3に入る旅でした。チュニスに着いた夜、ホテルの窓から見た風景はまさしく絵本のアラビアンナイトそのままでした。


中でも忘れられないのが、サハラ砂漠を4WDで疾走して、夕陽を眺めながらワインで乾杯したこと。途中、映画イングリッシュ・ペイシェントのロケ地で使われた「ラクダ岩」を見ました。マトマタではベドウィンの竪穴住居ホテルへ。ここはスターウォーズのロケ地です。


通訳は「シキブ」さんと言って、日本語堪能の名物ガイドさんでした。柔道選手として日本に来たことがあり親日家。「ムラサキ・シキブと覚えてください!」の自己紹介が忘れられません。毎晩、彼と旅仲間で飲んだなあ。ソフトムスリム国家なので、チュニジアはワインもあります。マゴンだったかな。タジンも美味しかった。


普段、あまり取り上げられることがないだけに、今回の事件というか、革命にちかい動きにびっくりしています。

シキブさんはどうしているだろうか・・。そんな思いにかられています。


でも観光と国民の生活はまったく別物ですよね。わたしが出会った人、風景は素晴らしかったですが、表面ではわからない事情がやはりありますよね。