"マインドコントロール"そして"洗脳"という二つの言葉が同義語だと思っている方、結構多いのではないでしょうか?

ですが、この二つの言葉、それぞれちゃんと違う意味を持っているんですよ。

"マインドコントロール"の和訳は"洗脳"ではなくて、"洗脳"を英訳すると"ブレインウォッシング"になります。
"マインドコントロール"というのは、ただ単に"人の心を操ることが出来る状態にすること"を意味します。
心理学などを応用させたテクニックを使って、自分を共感させるよう、相手に仕向けるのです。

一方の"洗脳"ですが、こちらは更に暴力的な要素が加わるとされています。
洗脳をする際には違法薬物(LSDなど)を使うことも多々ありますし、更なる手段としては、暴力をふるうことで相手を無理矢理服従させるケースもあります。
"洗脳"に関しては、その被害を受けるまでの過程において、犯罪行為と同等のことが多々行われています。

こうして見ると、"マインドコントロール"のほうがまだマシなのかな?なんて思いがちですが、実は洗脳のほうが、解除されるまでの過程が比較的楽であるとも言われているのです。

"洗脳"を受けた場合には、それまでの暴力的な環境から逃れることさえ出来れば、そのことだけで心理状態の回復が見込めるケースが多いという説があります。

逆に、"マインドコントロール"を受けた場合には、自分自身が"今までずっと"他の人間にコントロールされていた・・・という事実を受け入れること自体が非常に困難になるのです。
心の隙間に入り込まれ、今までの人生において培ってきた"価値観"をすべて変えられてしまったならば、元通りに戻す作業が大変になるのは容易に想像出来ますよね。

けれど、"洗脳"においてもやはり大変なことは多く、特に"強烈なトラウマ"が残る可能性もあります。
共通して言えることは、"マインドコントロール"と"洗脳"のどちらにおいても、精神的な回復にはかなり長い時間をかけなければならないということです。

それでは、このような"マインドコントロール""洗脳"を受けないために、どんな風にして身を守ればいいのか?

それについては、各々が培ってきた"根本的な価値観"であったり、各々が現在どのような精神状態に置かれているのかによっても変わってくると思います。
それを考慮したうえで、専門家はいくつか気をつけるべき項目を挙げています。
(更に、"誰しもが他者からの攻撃を受ける可能性がある"ということを前提としています。)

・知識の習得・違和感を覚え次第その場から離れる
・"あなただけ""特別"などという言葉には要注意
・まず相手の専門性を疑う・重要な判断を即決しない
・見ず知らずの人間との会話では常に一歩引く

マインドコントロールをする側は、私たちがある程度の知識を得ているということは百も承知である、と考えられます。
ですので、常に自分自身が"マインドコントロール"にかかってしまう可能性を想定したうえでの"警戒心"を持つことが非常に大切になってくると思います。

物事を客観的に見る姿勢も重要ですよ。