検定後に見る就活生の主な悩みピックアップ | 人間力コミュニケーション基礎評論・講師 菅原藤理です。
先週の日曜日に第11回(午前)第12回(午後)

日本コミュニケーション基礎検定がおこなわれ無事終了しました。

受講生のみなさん、あれから少しずつ実践されていますか?

意識しながら「やってみる」ことが大事であり、それに慣れることで

いろんな人の顔や声がしっかり入ってくるようになるはずです。

初対面や就職活動での面接でも、相手の反応や声が「見えてくる」のです。

恥ずかしがらずに1.5倍の気持ちで表現豊かに「伝える」気持ちを大切に実践なさってください。



さて本日皆様の検定判定・認定結果を郵送しました。

2~3日で届くかと思いますのでご確認ください。



余談ですが先日9期生の学生たちが自ら
居酒屋に集まってちょっとした飲み会が開催されました。

私も案内をいただき参加し懇親を深めました。
機会があれば・・いや機会を作ってこれからもどんどん絆を深めましょう。



皆さんの検定終了後のアンケートで
「不安な点」欄で多かった内容をいくつかピックアップしたいと思います。

■面接の際に緊張すると頭が真っ白になる。
■瞬時にアウトプットできるか不安。
まずこれに対してはしっかり相手の話を聴く⇒それをうけて返答する だけのことなのです。しかしながらあなたひとりの頭の中で、どうしようどうしようと考えているだけで、相手のことも相手の言葉もしっかり受け止める準備が出来ていないところに問題があります。面接は会話です。質疑じゃないのです。頭が真っ白になる現象は誰もがあることです。こういった場合は同時に声も出ない、笑顔もない、自信の無さが露呈する格好になります。せめて笑顔で声をしっかりだして面接官の顔を堂々と見るだけでも違います。

■話が長くなってしまい要点を絞りきれない。あれもこれもとなってしまう。
誰もが短時間で伝えたいことはありますよね。しかしながらあれもこれもの内容は、たくさん言えば言うほど相手も分からなくなってきてしまうのが現状です。あえてポイントを3つに絞り、深く掘り下げた濃い内容のほうが印象に残るでしょう。また同時に人柄も分かってもらえるのでしっかりアピールできるかと思います。また緊張する会話には、句読点が少ないことも特徴です。だらだらにならないよう気をつけましょう。

■どこまで言っていいものか・・どこまで踏みこんでいいのかわからない・・。
これも頭で考えすぎの典型と言えるでしょう。とにかく相手の反応に注目してください。難しい顔をしている場合は「内容が難しすぎて理解しにくい」相手が笑顔の場合は「理解し受け入れてもらえている」などとにかく「お話を聴いてくださっている相手に敬意を表しささやかな ありがとう の気持ち」を持つべきです。分かりにくい場合はちゃんと補足して理解いただけるよう言葉を添えるなど、恐れず踏む込めばよいのです。

■100%の自分を出し切れないのが怖い。■後悔するのがいやだ。
100%出し切ることは面接官も期待していません。誰もが緊張しドキドキしていることは大人の面接官も十分に理解していますから。むしろ得意な質問と苦手な質問での返答における落差をなくすよう努力しましょう。もっと相手との会話(受け答え)を意識しましょう。そのためには今回の講座で学んだことを徹底的に友達でも親子でもバイト先でもしっかり実践して慣れさせることです。いきなりストレッチもせずにスポーツをすれば体を痛めるのと同じです。ましてや、やったこともないスポーツを頭の中だけで理解し、実際にやってみたら怪我してやれなかった・・のと同じことです。どんどん実践し恥ずかしさをとり、1つ1つやれば1週間で効果は必ず出てきます。20数年のこれまでのコミュニケーション習慣を軌道修正するにはそれなりの「意識」で実践。そして初対面に慣れることが重要なのです。