教育の方向性が急速に変化しつつ | 人間力コミュニケーション基礎評論・講師 菅原藤理です。
安倍首相肝いりの教育再生実行委員会議が始まりましたね。
この中で有識者の中から「道徳教育の教科化」の意見が多数あったとのことです。

そういえば私の小学生の頃は「道徳」の時間があった。
いつしか今はそれらは姿を消した。

昨今教育的指導、体罰、いじめなど様々な問題が表面化し
そのニュースを見るたび心が痛む。

今や子供たちにはネットやゲームを通して起きる様々な現象、
また学校の先生方も同じくして「心の教育」「倫理道徳」が必要な時代と私も感じている。

それは今私どもが主催している「日本コミュニケーション基礎検定」をはじめ
全国様々な企業・団体でのコミュニケーション基礎力のはき違いや、間違いを
誰かが指摘をし、改善法を伝えたい思いからである。

現にここに学びに来ている学生たちは
55万人いる就職活動生のごく数百人であり、そもそも意識の高い人ばかり・・
すなわち優秀である。

それ以外は・・・というと
「コミュニケーション」を学ぶなんて世も末だ・・や
今更そんなことを学ぶなんて・・・など結局はネットでブツブツ書き込むだけである。
しかも匿名という社会で。

プライバシーや個人の領域
個人情報保護法など様々な権利主張や法整備が行われているが、
すべて「他人責任転嫁型」日本人が増えていることも確か。

自らの責任
自己防衛する力
なにかあれば手を差し伸べる優しさ

人と繋がるという本来のアナログの良さと凄さなど
もっと学び、気付き、行動として実践することの重要性を含め必要ではないだろうか。

便利なデジタルも否定はしない・・
しかしながら必ず便利な背景には大切なものを失い、忘れていくもの。

今この急速に発展しているデジタル社会で
人とのかかわりや、空気感、場の空気が読めない勝手な日本人が急増する中で
コミュニケーション基礎の定義や倫理・道徳を教える場所が必要と感じる。

皆さんはどのように感じるか。