マサのドリームハンティング -12ページ目

マサのドリームハンティング

夢は「かなえる」というよりも、一生かかって追い求めるものではないでしょうか? なぜなら夢は次から次へと湧いてきて、変化していくからです。なのでタイトルも「ハンティング」としました。

キリンの子 鳥居歌集/鳥居
¥価格不明
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読書を楽しむ、というか、著者と何かを共有する体験をさせていただきました。

マスコミが現在、たいへん注目している本ですので、だいたいの内容は知っているという方も多いでしょう。

母親の自殺、友人の自殺、凄惨ないじめ、虐待…

悲惨さを通り越してグロテスクでさえある現実を短歌に詠んでいるのですが、

どこか静かで、乾いた美しさすら感じるのですね。

もっともこの著者の境遇を考えると、

そのように芸術として昇華させなければ、現実というものに押し潰され、壊れてしまっていたのかもしれません。

この本を読んだ感想はもちろん人それぞれでしょうし、

読むことで著者が少しでも明るい日向の道を歩けるなら、

僕は多くの人に勧めたいと思いますが、

最近流行の、単なる感動ポルノではないことは、断言しておきたいのです。

そのような、読み飛ばされるようなものとは、一線を画するものです。

読んでいて楽しいものではないかもしれませんが、この本に出会えたご縁に感謝したいですね。