皆さま。おはようございます。
ピュアラル・代表カウンセラーの小高千枝です。
先日、女性支援施設(シェルター)へ支援事業の一環として
訪問をさせて頂きましたが
施設を運営されているスタッフの方々の在り方について
深く感じることがございました。
【ブログへ記事を掲載してあります】
■心のポジショニングの大切さ~女性支援施設(シェルター)での活動
http://ameblo.jp/mcs-pureral/entry-11560379192.html
カウンセラーという視点
支援者を支援する視点
一人間としての視点
一女性としての視点
様々な角度から拝見させて頂いたときに
今、私たちピュアラルスタッフにとって必要な立ち位置は
カウンセリング活動の経験のもと
『支援者を支援する視点』
が一番必要とされているということ
『カウンセラー』単体であったら躊躇してしまうようなサポートも
『支援者を支援する』立場であるからこそ
やるべきことがあるということを意識付ける必要があると
感じました。
そして、この支援事業の主となって動いてくださっている
性暴力被害ゼロネットワーク・非営利活動法人『しあわせなみだ』
より
まさに私がぶつかっている壁を乗り越えるためのヒントを
与えてくださるニュースレターが届きました。
この場をお借りし、皆さまへご紹介をさせて頂きます。
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性暴力被害当事者が支援者になること
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性暴力被害当事者が支援者になることについて考えてみたいと思います。
数年前、性暴力を防止したり、性暴力被害にあわれた方を支援する
立場にいる「支援者」の方々にアンケート調査に協力してもらい
ました。
その結果、多くの支援者(約9割)が18歳未満の子どものときに
何らかの性暴力被害体験があったと答えています。
そして、性暴力被害体験が現在の精神面におよぼす影響について
尋ねたところ、身体への侵襲度に比例して「セックスに関する
性暴力」「性器に関する性暴力」「身体接触を伴う性暴力」「身体
接触を伴わない性暴力」の順に、約4~6割の人が現在も精神面
への影響が残っていると答えています。
さらに、支援者になろうと思った動機を尋ねたところ、約4割の
人が「性暴力にかんする社会状況を変えたい」「性暴力被害に
あった自身の経験を活かしたい」「人の役に立ち社会貢献したい」
と答えています。
つまり、社会的な意味で力をもっている支援者の多くが、性暴力
被害による傷ついた経験をもっており、その心のいたみを知って
いるがゆえに社会を変革していくための重要な原動力となっていると
言えるでしょう。
被害当事者が支援者になることの意義は、他にもあります。
たとえば、被害にあった人が伝えたいと思っているメッセージを
当事者の立場から各専門分野や社会に通用する用語を用いて語り
かけることができます。
さらに、他の被害者とって支援者は、エンパワメントして前を
向いて生きる見本となるとともに、「性暴力被害者像」のステレオ
タイプを刷新することもできるでしょう。
しかし一方で、性暴力被害当事者が支援者になる際に注意
しなければならないこともあります。
支援者自身が、被害体験による傷つきを抱えていることを自覚
していない場合には、被害者一人ひとりの話にきちんと耳を傾ける
ことができず、自分が経験したことに置き換えて捉えて
しまったり、被害者を責めてしまったりといった問題も起こって
きます。
そのため、支援者は自分が傷つきやすい存在であることを認識して、
心のいたみを和らげる作業を続けていくことが非常に大切です。
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元被害者である方と支援活動をご一緒したことがありますが
支援したい気持ち、被害経験によるトラウマ、そして
自分自身と渦中にいる被害者との比較。。。など
葛藤されながら、支援活動に取り組んでいる姿を
目の当たりにしたことがあります。
私自身は被害者でありません。
経験が無いから『先生にはわからない』と被害者の方に
率直なお気持ちをお伝えいただいたこともあります。
そのお気持ちは十分わかります。
ただ、被害者ではないからこその支援方法があります。
今回の事業は6月に開始されたばかりですが
様々な課題が見えてきている中で
現場にお伺いさせていただけるからこそ見えて来たことに
感謝し
これからの活動に役立てていきたいと思います。
皆さまの応援が必要な分野です。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
メンタルケアサロン~ピュアラル
代表カウンセラー 小高千枝
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