ドンペリ玄関 @ 小説置き場 -37ページ目

ドンペリ玄関 @ 小説置き場

 グループブログ「ドンペリ玄関」です。
 基本的に、小説を書いていこうかと思ってます。


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ゴウ!!
とてつもない風と、爆音がこれまた東京の1角で起こった。
「この世界は俺がいた世界と違う……何故だ?」
外見からすると『この世界の白』のようだが、どこか違う。
辺りを見回し、そして、
「風神――ウィンド」
ゴォ!
白が呪文のようなものを唱えると、風が上空から一気に下がってきた。
周りの建物が粉々になって吹き飛んでいく。本当に粉々だ、ありえないくらい。
「やっぱりおかしい……」
今度は地面に剣を突き刺した。そして剣の先から風が吹き荒れた。
普通なら少しの風で壊れる筈がないコンクリートの地面なのに、これもまた粉々に砕けちった。
先程3人を殺してしまった時にも思った。
殺した3人は何分かすると、コンクリートと同じように粉々になり、風に吹き飛ばされていった。
もちろん、博物館もだ。
残ったのは白だけだった。
「俺は、一度死んだ筈、なのにまたこうして別の姿で立っている」
白は昔の――旧人類、すなわち二つの生命のうちの一つ、『白』の生まれ変わった姿なのだ。その為、大昔の記憶は無くなっていた。
そして黒も生まれ変わり、記憶をなくしてこの世界の住人として暮らしていた。
そこであることに気づいた。
「そういえば黒は……?」
白は周りを見るが、人影どころか何もない。先程『ウィンド』で全てを吹き飛ばしたからだ。
白はチッと舌打ちをすると、すぐに走る。辺りにまだ黒がいるかもしれないからだ。
その時、
ヴォオオン!!
近くで爆発音が聞こえた。
爆発音がしたほうを見ると、そこにいたのは――。
「黒ッ!」
顔が真っ黒く、それは1000年前にいたとされる二つの生命のうちの一つ、黒だった。
その周りには人だかりが出来ている。
そして次の瞬間、
ゴゴッゥ!
黒の近くにいた人々が、ゴミのように吹き飛んだ。
「ッツ!?」
白は自分が3人の生命を壊したことを今の黒を見て思い出した。
途端に耳鳴りがしてくる。
コト、
目の前で足音がした。
きつい耳鳴りの中、前を見た。
「く、黒……」
「……」
そういえば何故黒の外見は昔の外見なんだろうか、と耳鳴りと黒が前にいるという嬉しさの中で思った。
「黒、お前だ――」
「オマエ、コロス」
お前だよな? と聞こうとしていると、黒はとんでもないことを口走った。
白は瞬間的に後ろへ一歩下がってしまった。
(コロス、そういえばあの3人を殺った時もそういったっけな……)
曖昧な記憶でも嫌なことはよく覚えている。嫌なことほどよく覚えているとは、実にやりにくいものだ。
そう思っている間に、黒は手を天へ掲げた。
「オレガ……オレガシロヲ……!!」
バギッ!!
何かが壊れる音が聞こえた。
白が自分の左腕が死んだことに気づくのに少しの時間がかかった。
「ゥグッッ!!!!」
途轍もない痛みが腕どころではなく全身を襲う。
気絶するかとも思ったが、意外とそうならなかった。
しかし気絶しないとなると、痛みに耐え切れるかどうかが分からない。どちらにしても気絶なのだろうか……。
「シロ、ヲ……コロシテシマッタ……」
白を……殺した?
白は姿は違えどこのとおり生きている。それにしても何故姿の違う白を殺そうとしているのだろうか。
「ニンゲンハ、コロス」
そうして白の足元で――

ボォウゥゥ!!

原因不明な爆発が起きた。






一言だけ


めっさすくねぇー!