ドンペリ玄関 @ 小説置き場 -17ページ目

ドンペリ玄関 @ 小説置き場

 グループブログ「ドンペリ玄関」です。
 基本的に、小説を書いていこうかと思ってます。




そう書かれた絵画だけが残った
最後のターゲットを捕まえれば帰れるのか
とはいっても今までの3人のターゲットも一人も捕まえられてない
おまけに今回のターゲットに関しては
資料がない
その時
部屋に放送が響いた  
渋い男の声だった
「今までの活躍見せてもらったぞ、最後のターゲットはこの小屋を北に進んだところの浜辺に廃ビルがある、そこにターゲットを拘束しておいた…そいつにトドメをさせ
そうすれば晴れて君は自由だ」

世鶴は聞きたいことが山ほどあったが
何から聞こうか迷っている間に
放送は終わってしまった

全ての真実はその廃ビルで解る
そう直感で感じた
世鶴は廃ビルへと向かった

~廃ビル 金字塔~

廃ビルに入ったが
1階に拘束されている人影は見当たらない
とは言ったものの
地下への通路
二階以上の通路はがれきで潰されている

辺りを見回していると
聞き覚えのある声が聞こえた
さっきの放送の男の声だった
「待っていたぞ世鶴、まんまと引っかかったな」
その声と同時に入口のシャッターが降り
入口が封じられた
廃ビルだったのが幸いで
こぼれた光が十分に廃ビル内を照らしている

世鶴の目の前に
黒い塊が降りてきた
人間だった
大きい図体
オールバックの黒髪
人相の悪い顔
おそらくこいつが鑫のターゲットなのだろう

男は言った
「俺の名前は焉龍だ、そしてお前を誘拐したのも俺の子分だ」

世鶴は誘拐した訳を訊いた
それに対して男は語った  
「お前の血は特別でな、園田という女から聞いただろう…女というより姉と言った方が分かり易いかな?お前はアルビノという希少種の血が入っている、お前の体は高く売れるからな、アルビノの肉が高く売れる理由を教えてやろう」

そう言って男はさらに語り出した
内容はだいたいこんな感じだった

アルビノの肉はラッキーアイテムとして重宝されてる
肉を食えば不治の病も治り
体の一部を持って金山に入れば
金が山のように出る
顧客は後を絶たない
ただの人間を誘拐して売り払う
こんなうまい商売はないだろ?
だからお前を誘拐した
3人のターゲットと戦わせたのはお前の運を試していたんだ
案の定どんな危機に立っても無事だった
お前はアルビノのなかでも優秀ないでんしをもっている
覚悟を決めて諦めろ

世鶴は抗った
「お前みたいな命の重さもわからないクズに従うわけ無いだろ!」
それを聞いて焉龍はため息をつき

そして一瞬で世鶴の目の前に移動し
世鶴の腹を殴った
世鶴には2度の衝撃が起きた
焉龍はニヤけ顔を見せ

「慣性の法則だ、握った拳の中はおもりが入っている、一発目の殴った衝撃のあとにおもりによって2度目の衝撃が加わる」

世鶴はまだ状況が理解できなかったそして
立っていられず座り込んでしまった
焉龍は世鶴から少し離れ距離をとり
ナイフを取り出し
振りかぶり
「くたばれクソ女!!」
と言ってナイフを振りおろした

鈍い音の後に鮮血が舞った
世鶴の目の前は暗くなった