
今井と世鶴は2ケツこの前になってやっと取得した原付2ケツでとある農園へと向かっていた
そんな今井達の対向車線から
一台の車が向かってきていた
運転席の窓が開くと
窓から銃を持った
天星雲 大道だった
天星雲は屍村で今井にトリックを見破られ
村から逃げ出していた
天星雲が銃を構え
引き金を引こうとした時
天星雲は今井達のいる車線の反対側の窓から銃を構えてることに気がついた
今井達とすれ違い
天星雲はUターンしようとしたが
曲がりきれず車が横転した
無事だが同時に警察に捕まった
今井の知らないところで脅威が無くなった
と思いきや
今井達の命を狙う2組の男女がいた
二人はビルの屋上の看板の影からスナイパーライフルで射程距離に今井達の原付が来るのを待っている
二人の名は
掘田栗 上子
掘田栗 左京である
二人は掘田栗美術館で
遺産を独り占めしようとし
野望を目前に今井と世鶴にトリックを見破られた今井達に恨みを抱えている
牢屋にぶち込まれたものの
脱獄したようだ
上子がスコープを覗き
引き金を引こうとした時
上子と左京にカラスの集団が襲いかかった
上子と左京が追い払おうと銃を乱射すると
看板の骨組みを運良く、もしくは運悪く
撃ち壊してしまった
二人は倒れてきた看板の下敷きになった
怪我一つ無いが
その後二人が高額な慰謝料を請求され
それが原因で脱獄がバレたことは言うまでもない
大慶牧場
今井達がたどり着いたのはそんな名前の
牧場だった
そこには既に警察を含め
大勢の人が居た
事件内容は殺人事件
銃弾のような跡があるものの
銃弾は体内から検出されず
代わりに塩化反応が出た
被害者の名前は
田中義竹(でんちゅう よしたけ)
生キャソメルの発案で財を築いた農家である
大慶牧場は田中義竹の友人である
月 石茉(がつ いわまつ)の所有物であり
田中義竹は大慶牧場の牛小屋で死んでいた
現場には益子、財前を含め警官が調査をしていた
今井達は益子から事件の経緯を聞いていた
その牛小屋の影から
またしても今井、いや今回は世鶴への復讐と言った方がいいか
牛小屋の影から世鶴を見ていたのは
栗井 一
ジーゼルバッハ島で
お得意の弾幕攻撃を攻略され
逆に一杯食わされた因縁の相手である
「クククク…あの牛小屋には爆弾が仕掛けてある…俺の持ってるスイッチを押せば…ケケケケケ!」
不気味というより
きしょい笑い声を上げスイッチを押した
目の前ではなく
真後ろで爆音が響いた
何が起こったのか栗井にはすぐわかった
いざというとき用に自分のお気に入りのハーレーに内蔵してある
自爆用の爆弾の機動スイッチを押していたのだ
栗井は目の前の現実を直視できなかった
しばらく硬直した後
石化した
今井は牛小屋を調べ
あることに気づいた
牛の前に赤褐色のブロックが置かれており
牛はそのブロックを舐めている
「石茉さん、このブロック何ですか?」
今井の問いかけに石茉が答えた
「それは塩のブロックです、健康管理の一種ですよ」
今井はなるほど、と言わんばかりに頷いた
だが異変にも気づいた
どの牛も塩のブロックを
ξ´ิڡ´ิ )レロレロレロレロレロレロレロレロ
と舐めているのに一頭だけ
塩に見向きもせず
まるで食べるのを嫌がっているように見えた
その頃またしても今井達、いや今度は
益子に脅威が迫っていた
益子と財前が乗っていたパトカーに
一人のハゲの男が近づいていた
名前は掘出 盲人
益子たちに逮捕されたはずの
ヴォルデモート似の男である
掘出はナイフを取り出し
「おじぎをするのだ」と言い
パトカーのタイヤに思い切りナイフを突き立てた
タイヤはパンクしたが
タイヤの空気圧が予想以上に凄まじく
掘出は空気圧で飛ばされ
パトカーの背後にある海に投げ出された
様々な脅威から知らずのうちに逃れた
今井、世鶴、益子、財前は
事件の真相にたどり着いていた
「この田中義竹殺害事件…オール貴様の仕業だッ!!」
今井は心の中で「決まった」と声をあげ
月 石茉を指さした
石茉は罪を認めなかった
今井が待ってましたと言わんばかりに
推理を説明し始めた
「あなたは先程、牛に塩のブロックを与えてると言った…しかし一頭だけ塩のブロックを一口も舐めない牛がいた、俺が思ったのは3Dプリンターで銃と銃弾を作ったんじゃないかと思ったんです、材料を塩に変えてね…そして田中さんを殺害し、銃を牛に食べさせた、当然銃弾は田中さんの体内で溶け消えたんでしょう、だから体から銃弾は出ずその代わりに塩化反応が出た」
石茉は言葉を失った
「悔しかったんだよ…生キャソメルの開発は俺の協力があって出来たんだ…なのにあいつはテレビや雑誌の取材に[自分の力のみでここまでたどり着いた]と言っていた、当然俺みたいなしがない農家が協力したなんて後から言っても誰も信じなかった、俺は影であいつを支えるゴーストライターみたいな役割に嫌気を感じたんだよ…だから殺してやった」
石茉はパトカーに乗せられ
いざ出発するときに
掘出がパンクさせたタイヤに少しだけ時間を取られた
だがスペアを持っていたおかげで
すぐにその問題は解決した
その日の夜
今井と世鶴は
チャンネルの取り合いをしていた
今井は紅白の使いやあらへんで
世鶴はガキ歌合戦
まぁよくある年末の風景なのかもしれない
その頃
世鶴の姉、園田は
病院のベッドで本当にあった呪いのビデオシリーズを見ていた
園田がこちらを振り向き口を開いた
「読者の皆様、なんだかんだでもう大晦日ですね(笑)2014年6月8日に連載を始めたMASKROSシリーズ、グダグダ書きながらも番外編、メタフィクション編含め34話、11タイトル作ってました、様々な矛盾を見つけてもいままでご愛読頂いた皆様に敬意と感謝の心でいっぱいです、まだ来年も続きますので応援宜しくお願いします」
