МASKROS 巨匠の遺作 part1 | ドンペリ玄関 @ 小説置き場

ドンペリ玄関 @ 小説置き場

 グループブログ「ドンペリ玄関」です。
 基本的に、小説を書いていこうかと思ってます。



多くの人々を魅了する絵画
その中には作者の怨みや怨念が込められ
見たものに呪をかけると噂されている絵もあるといわれている
作者は何を思い絵を書くのか
そして呪いは本物なのか

それは誰にもわからない



「本番まで5、4、3、2、1」
番組スタッフがいうと
撮影が始まった
人気報道バラエティー番組
ズッポリの始まりである
「おはようございます!司会の加藤ジョージです!」
加藤ジョージがいうのに続けて
「同じく司会のテリーヌ伊藤です!」
テリーヌ伊藤が言った

ニュースは先日死去した現代画家
堀田公里 二郎(ほっだぐり じろう)の作品展のことだった
加藤ジョージが言った
「えーと、この展覧会なんですが一枚だけ何も描かれてない絵があるんですけどどうやらこれが最後の作品で、堀田公里氏の遺言にはその絵に家族へ残した財産の居場所が書かれてるわけなんです」

ビデオはここで終わった

そして男が言った
「今ご覧頂いたビデオの通り私、堀田公里 左京(ほっだぐり さきょう)の父の絵画の謎を解いていただきたいのです、今井先生報酬ならいくらでもありますので宜しくお願いします」


っていう経緯で今ここにいるんだ
今井は堀田公里美術館の前で世鶴に今までの経緯を説明した
「ぼったくり美術館?」
世鶴は堀田公里美術館のパンフレットを見ながら言った
「ほっだぐり美術館だ...確かに似てるな」

二人が美術館に入ると受付が言った
「おこんばんわ~」
「トニー谷か!」すかさず今井はツッコミを入れたが誰にも通じなかった

依頼されていた絵画はまだ先のほうにあった

途中にひとつの絵画があった
題名は川平とカピバラ

「川平ってあの楽天カードマンのひとだよね?」
世鶴が絵画を指さして言った
「ナイスナンセンスだ」
今井は良く分からない感情に包まれていた

その先には[みやぶりみくじTakefree!]と書かれた箱があった
二人はおもむろにくじを引いてみた
「...ぁ」今井の引いたくじにはでかでかと早漏と書かれていた
隠そうとしたが背後から世鶴の視線を感じた
「へぇそうなんだぁ」ニヤニヤしながら世鶴も自分のくじを見た
自称貞操
世鶴は瞬時に破り捨てた

「ぉ...俺のことはと、ともかく茶番はこれで終わり!ハイ!もうこの話は今後一切なし!」
今井は早歩きで先へ進んだ

「お待ちしてました先生!」
そこには左京がいた
左京に案内された通路の突き当たりに何も掻かれてない絵画があった
その通路には絵や作品も飾ってあった
独特な形のまが玉


今井がつぶやいた
「岩城滉一?何故...しかも日本タレント名鑑とか書いてあるし」
岩城という題名の肖像画だった

その次には
なぜかIGAYAMAと彫られたタイヤ

そのとなりには
金のガチョウの彫刻
「ありがちだな」
世鶴は心の中でそう言った



その先にはまた日本タレント名鑑と書かれた
題名が緒方と書かれた肖像画があった
「流石に誰だ」
世鶴がそういうと
「緒方賢一だよ」
今井はそう返したが自分でもはっきり言って良くわかってなかった

その次には
マハカラという名前の店のポスターが貼ってあった
「このポスターデザインは父が担当したものなんです」  
左京が突っ込まれる前に説明した

そして突き当たりには
真っ白なキャンバスが飾られていた

「これが例の何も描かれていない絵ですか...」
今井は確信した
これは面倒なことになると