「こんなに苦しいのは、私が神様から見捨てられてしまったからではないだろうか?」
こう思ったことはないですか?しかしご安心ください。主はあなたを絶対に見捨てることはありません。
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主は、あなたのことをすべて知っています。弱いところも、強いところも、強がっているところも、すべてです。
それこそ、あなたが立つも座るも、寝るのも食べるのも知っていますし、言葉を発する以前の、まだ心に思いを秘めている時も、いえいえそれより前の、まだあなたがその感情を意識する前の時もすでに主はあなたが何をどう思いどう感じるかも知っています。そして、どう苦しみ、悲しい思いをしているのか、どうしたいと願っているのかも知っています。
こうして、あなたのなにもかもを知っている主は、あなたの全方向を守っていて、あなたの上に守りと祝福の手を置いておられるのです。
主は、神様を信じている人にも信じていない人にも、例え神様を憎んでいる人にも分け隔てなく、依怙贔屓もなく目を注いでいます。あなたも例外なく、創造主の目が注がれています。
なぜ主なる神様はあなたにも目を注いでくれるのでしょうか?
それは親心だからです。
我が子は本当に可愛いものです。赤ちゃんの頃、幼少期も、学童期も可愛いですし、中高の大人になっていく姿は頼もしくあり可愛い。大人になっても我が子はやはり可愛いのです。
寝ても醒めても可愛いですし、ご飯を食べているその姿も可愛い。子供が二人、三人とおられる方はすぐにご理解できると思いますが、子供たちに50%ずつの愛情を分けるとか、33%ずつ公平に愛情をかけるとかそういうものではないですね。
子供には一人ひとり、100%の愛情を注ぎます。一人ひとりが可愛いのです。
主は「創造主」です。すべてを創造した方です。この被造物の中にはあなたも含まれています。主なる神様と人は親子関係なので、クリスチャンは祈る時に「天のお父様」と言うのです。
ここからわかるように、主は親としてあなたを見ています。
人でも我が子に対してこれほどの愛情を注ぎます。見返りを求めない一方的な愛です。主は想像もつかないほどのこれ以上の愛であなたを見ています。
人は成長の過程で親離れ・子離れをして自立していかなければなりません。これは人も動物もそうですが、世代交代をしていくからです。寿命があるため、親離れ・子離れをして自立しなければ、生きながらえることができないのです。
しかし、主は時間の概念に一切とらわれない永遠に生きている方なので、主とあなたの親子関係では、親離れ・子離れをする必要がありません。
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親である主が「わたしを頼りなさい」「わたしに祈りなさい(訴えなさい)」と言っているのですから、子供であるあなたは遠慮なく「お父さん、あのね、」と言っていいのです。
親は子供の成長が気になります。間違いを犯して将来悲しい思いをしてほしくないと思います。ですから時には厳しく叱られることもあります。主との親子関係でも同じで、主はあなたを育てるために時に厳しく接する時もあります。
しかしこの厳しさは、あなたを見捨てたのではなく、あなたを愛しているからこその、あなたを守りたい一心の厳しさだとわかってください。
厳しすぎてツライ時も、子であるあなたは親である主に遠慮なく訴えることができるのです。
イエス様は「わたしはあなたがたを捨てて孤児にはしません。」(ヨハネ14:18)と言いました。
あなたも絶対に見捨てられません。
人は状況によって裏切ったり見限ったりすることがあります。しかし、あなたの魂の親は全能のすべてを創造した主であり、約束を破ることは絶対にしない主です。
主は「あなたを見放さず、あなたを見捨てない」(申命記31:6)と断言し、約束しています。ですから、あなたがどんな苦しい状況にあっても、あなたは絶対に見捨てられないのです。