一応、”ピアノ弾き”でもあるから、時折伴奏の依頼をうけることがある。時には、伴奏の領域を超えて、ピアノパートだけでひとつの楽曲になっているような曲や、アートじゃんって曲に出くわすことがある。やはり、オペラのオーケストラパートをピアノに編曲したものや、協奏曲をピアノヴァージョンに編曲したものは、難易度が高く、朝から晩まで譜読みに明け暮れるという日々をすごすこともある。
過去に出会った伴奏者レベル難易度の高い曲は、現代曲に多い。Lowell Liebermann のフルートソナタやSamuel Barber のヴァイオリンコンチェルトのピアノバージョンはありえないくらい、伴奏者の領域を超えていた。リーバーマンやバーバーは、20世紀の作曲家のなかでも、かなり古典のスタイルにのっとった作風で知られる作曲家だが、普通のレベルを超えて難易度の高い楽曲を演奏者に提供してくれている。
難曲の譜読みとリハーサル、本番を経て得る報酬もやはりそれなりのものである。日本以上にミュージシャンの需要があるアメリカ。メディオーカーな私はやはり、米国で職探しの結論に至ります。