明治末期1905二百三高地でもその名を轟かせた「不死身の杉元」杉元佐一(山崎賢人)はランボーなみのヒーローで敵をタジタジに追い込んでいた。それから2年後何があったのか杉元は一人北海道の山奥深く砂金を捜し一攫千金を夢見ていた。そしてある男から和人から迫害を受けたアイヌが有事のために密かに埋蔵していた金塊をある男の裏切りで仲間たちは殺され金塊は奪われたという。日本が敗戦時に軍が隠匿した埋蔵金とよく似たお話で信憑性がありますね。いきなりの戦闘シーンもやはり映画館で観ると砲撃の音など迫力満点です。北海道では凶暴なヒグマも現れ襲いかかって来る。なかなか迫力がありますね。杉元の銃でも仕

 

 

留められなかった絶体絶命の時アシリパ(山田杏奈)が射る矢で助けられる。映画としては想像通りの展開になっていきますが、なにせ8000億の金塊となると明治政府も黙って見ているわけはない。それから物語をオモシロくしそうな登場人物がほんの少し顔見世で登場します。新選組二番隊長土方歳三(舘ひろし)が現れたときは思わずクスクスとしてしまいますね(笑)やっぱりインパクトが強い俳優さんですね。ま~っ第一話と言うことでこれからどういう絡みになっていくのか第二部以降が楽しみであります。色彩も邦画にしては珍しく青のトーンで針葉樹と霞がかかったようなシーンと雪がとっても美しくアクションもしっかり

 

 

していますね。主演の山崎賢人くんは今までは少女コミックのヒロインの恋のお相手くらいで軽い役が多かったのがこの役杉元が見せる入浴シーンでは凄くカッコよかった(笑)イケメンとアンバランスな細マッチョの裸は男から見てもとてもいい!この役は山崎クンのはまり役の気がします。これで韓国映画にも勝るとも劣らない。そしてヒロインも透けるような美しさと最近の女優さんでは珍しく声が澄んでいて映画にはわかり易いセリフが良く通ってマシリバの彼女も適役でした。杉元が守銭奴のように銭にこだわる理由がチャンと解説してあって杉元にも入り易いですね。エンドロールの後は第二部の一部が予告のようになっていて早く続きを見たいという枯渇の気分になります。 「うんこ」はペイペイドームでもわがSB応援プラカードや仮面も登場して楽しくなりますよね。ところで私の幼いころ家に熊の置物があってこれはアイヌの人が一刀彫で完成させた」と母が言って大事にしていました。九州ではなかなか手に入らない貴重な置物でした。次作も映画館で観たいものです。

               (☆4.55)