冒頭某駅の階段からホームへ向かう地点で男女が倒れている。爆破テロかと思ったりもしましたが後にこの事件が大きなカギを握ることがわかります。主人公セイギこと久我清義(きよよし){永瀬廉}は

司法試験突破のための法科学院ロースクールに通っている。昔と比較すると司法試験も易化したというニュースを見たことがあります。今この司法試験合格者数を大学別に列挙すると①位が京都大学②東京大学③早稲田・慶応大学だそうです。私が学生の頃は中央大学法学部と東京大学文Ⅰ(法学)が合格者数1位を巡り凌ぎを削っていたのですが、今では中央大学は首都圏から田園都市部に移転したせいかノンビリした学生生活が仇になったようですね。

 

 

さて【無辜(むこ) とは?】  罪がないこと、またその人の

「辜」という漢字は、日常的に目にする機会が少ないことでしょう。

「辜」には、罪という意味があります。

罪とは、道徳に背く行為、法律に違反する行為のことです。

「無」には打消しの意味があります。

このことから、「無辜」は罪がないことという意味になります。(辞書より)

 

 

 

このロースクールでは今までに司法試験合格者を輩出したことがない。しかしながら本年は清義といい彼の幼馴染でもある織本美鈴(おりもとみれい){杉咲花}という優秀な学生たちと結城馨(北村匠海)というすでに司法試験を合格したがなぜかこのロースクールに関わるが(のちにその意図がわかる)彼の提案で無辜ゲームという加害者・被害者・審判者に分かれて成り立つ模擬裁判ゲームである。世の中には冤罪と言う判決のためにその後の人生を毟り取られた人もいるはずだ。法曹界に生きる我々には決してあってはならない。が数年後再び無辜ゲームの再開の機会がやってくる。原作小説では結城の描いたストーリーと登場人物らが出して結論に至るまでの三者三様の思惑が映像ではうまく表現できていなかった。USBのパスワード解除に執着するのはいいが実は結城の狙いは・・・これはねやっぱアウトですよ。罪と向き合おうよ。出演者の演技が上手い俳優とダイコンの差がはっきりしてましたね(笑)主演の永瀬くんはけっこ良かった。      (☆3.90)