イタリアのミラノに向かうFクラスの機内でカン・ミング(キム・スンウ)は「ミナじゃないか?」と懐かしそうに声をかけたのですがカン・ミナ(イ・テラン)から返事もなく無視されたままでした。韓国では少しだけ有名な映画監督ミングはこの地で開催された映画祭の招待客です。街をスマホで撮影していると画像の中にミナが現れた。「久しぶりね」「私は20歳よ」イタリアでは40歳ではなくこう言う“Twenty Again”二度目の二十歳(英題)ミナは娘がイタリアに留学していてしょっちゅう会いに来ているのでミナが歩く博物館で絵画にも詳しくほとんどがこの二人の14年前の追憶ばかりの懐述なのだがけっこう面白いのです。誰だったか友達の結婚式で席の名がカン・ミングとカン・ミナで隣り合わせ

 

 

 

 

た14年前まだ助監督でほとんどが使い走りだったミングと研修医だったミナが近づいたのはごく自然のことだったのですね。海辺のホテルに入ったのに海は見ずに薄暗い部屋の中で4回も(笑)お互いに忙しくなり始めそれでも病院の駐車場でキスを急いでした。二人の会話からどんな理由で別れたのかがわかります。二人が歩くイタリアのロケーションが良くてうっとりしますね。ミナが前回訪れたと時は『ロミオとジュリエット』の弾き語りを聞いて涙を流した。オリビア・ハッセー午前十時のスクリーンーのジュリエットが登場したらどよめきました(笑)美しかったですね。二人でその広場へ出向くとは今回は「ひまわり」だった。あのころ中学3年だった頃観たミングが感動をミナに伝えると「

 

 

 

 

私は小学生だからまだ観てなくて」7歳の年の差を感じたのだった。「白髪を染めてるのね?うんそれは老眼だから帰国したら私が手術してあげるわ」韓国ではもう名が通る眼科医だ。私も三カ月に1回は眼科検診に行きます。「はい上を見て、右、下、左、左上」という手順をいつのまにかすっかり覚えてしまいました(笑)ミナさんと同じくらい美しい女医さんです。トスカーナの隠れ家みたいな店を見つけてひょっこり入り名物のパスタを食べてるのがおいしそうですね。ワイングラスを傾けながら1本日本円で50万円くらいのワインを簡単に開けてしまう生活・帰国もFクラスの飛行はエコノミーな私には取り残された気がするのでなかなか映画には溶け込めません(笑)この監督がもっとも尊敬している人物が大江健三郎というもなんだかなという感じでしたね。 (☆3.50)