高校1年生長谷祐樹(山崎賢人)は友達と図書館にいたとき女子が落とした図書カードを拾い匂いを嗅いでいた「いい香りだ~」そんな時「それは私のです」と藤宮香織(川口春奈)が変態を睨みつけるように祐樹を見た(笑)ある日電車の中で祐樹は香織を見かけた。突然に彼女が出現したせいか祐樹は慌てて電車に本を忘れてしまった。本に気付いた香織は電車の扉が閉まる直前にホームに佇んでいる祐樹を目掛けて本を投げるのです。このシーンは映画らしくてとても好感持てますね(笑)学校で香織を見かけた祐樹は「この間はどうもありがとう。ぜひお友達になってくれませんか?」と差し出した握手を拒否されてしまいました。

 

 

それでもめげない祐樹は何かにつけ香織を追って屋上にお弁当を一緒に食べようとしたり友達になろうと直向きに努力するのだが香織の記憶に残っていない。長谷の健気さに見かねた教師の井上は職員室に長谷を呼んで藤宮の金曜までの記憶はあるが月曜になるとすっかり記憶がリセットされることを伝えた。高2では同じクラスになりラッキーなのだが・・・アニメが好きな祐樹は今日も授業中にノートにアニメを書いていた。古文の教師が紀貫之の娘を亡くしてしまった切なさ嘆きを素直に綴った「土佐日記」の解説をボンヤリ聞いていて急に立ち上がり「そうだ、KINOさんだ~」祐樹は香織に新しい日記帳とボールペンを渡し金曜までの記憶が消えても月曜に交換日記を見れば

 

 

 

「キミと僕が大切な友達」と確認できる。夏が来て浴衣がけでお祭りに出かける。香織の浴衣姿にうっとりしてしまう祐樹くん(笑)お祭りのハイライトは“ランタン”ですね。昔盗賊たちに襲われ山に逃げ込んだ村人たちが「もう盗賊はいなくなった大丈夫だよ」と知らせるために灯りを点したランタンを見つけることは幸せの証というランタン祭りきれいですね。しかしその明かりを見ていた香織の目には大きな変化が生じていた。川口春奈はとてもかわいかったんですね。山崎クンは胸きゅんの青春ドラマの役が多いですがこういう地味でおとなしい役もピッタリな気がします。アニメの才能が生きてくるのもとても爽やかな気分になりました。 (☆3.70)