かおり(篠原涼子)は東京都八丈島に暮らすシングルです。娘二人が幼いとき夫がポックリ逝ってからずっと女手一つで育ててきた。長女の若葉(松井玲奈)は素直に成人したが次女の双葉(芳根京子)は高校生で何かと反抗期でなかなか親子の会話がない。幼かった姉妹と手を繋いでいたころは「お母さんと結婚して一緒にレストランをやるの」という双葉の無邪気な頃の思い出と交差していく(笑)ところでかおりはお弁当のブログを開設していた。こういうお弁当や今日のおかずとかホントに感心するくらいコマメなブロガーさんも多いですよね。双葉とは襖の一件以来ギクシャクしたのですがよしそんな態度を取るのならお母さんが「こうしてやる」

 

 

というわけでかおりが双葉へのメッセージを込めてキャラ弁を始める。うわ~懐かしいな(笑)うちも奥さんが子供たちにキャラ弁を作ってましたね。男の子なのでアンパンマンがずいぶん活躍しました。今はその子に子供ができてジージ、バーバと呼ばれています(笑)かわいそうなのは幼稚園に通うにもマスクを外せません。もう一人はかわいい女の子なのに近所の公園以外コロナ禍では怖くてどこにも連れて行けないのを若い両親は嘆いています。東京都八丈島の高校3年生卒業式を迎えた双葉は幼馴染の達也(佐藤寛太)に手作りのお弁当をあげたくて八丈太鼓のお祭りの日に浴衣姿で届けようとする。チャン・ツィイー「初恋のきた道」の餃子の思いでした(笑)

 

 

オムライスは自分が子供の頃に近所の食堂から2人分出前が来てました。あのお月様みたいなケチャップをジャムを塗るように伸ばしていくのが好きで彼(飼っていたワンちゃん)の分を器に入れて鶏がらのスープを作っていました。スープは私鶏がらは彼がおいしそうにコリコリ音を立てて食べていました(笑) 双葉役の芳根京子は『向日葵の丘 1983年・夏』 『散り椿』 『累-かさね-』 『居眠り磐音』 とけっこう地味目な女優さんですね。篠原涼子は『魍魎の匣』 『アンフェア the answer』 『人魚の眠る家』 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』 など円熟味が増して演技力もいい女優さんになりましたね。 この映画のかおり役も篠原さんのお母さんがとっても良かったですね。ただエンドロールによけいなエピソード映像を追加したのはちょっとマイナスです。母娘だけで充分良かった泣きましたもん(笑)     (☆4.05)