Yoshi のケータイ小説が原作の2007年映画です。   女子高生の高橋リナ(北川景子)は美人で輝いていて毎週土曜に出かけるクラブでもクィーンの存在感があった。北川景子はこのころから主演していたのですね。今でも変わらず美人ですが高校生でこの美貌は際立っていますね。周りからもチヤホヤされて友達の彼氏をちゃっかりいただいちゃったり(笑)「私の友達でしょ、その彼氏とやるなんて」「友達というのは利用するものよ」DJのヨースケはクラブに通ってくる女の子からすごい人気のあるイケメンだった。リナは彼の前に立ちセクシーに踊って気を引いてその気にさせ脱がし始めた頃よいころに「やっぱ帰るわ」(笑)

 

ある日リナは体調を崩し母(宮崎美子)に「ムカムカするからガキができたのかも?」若いのに首筋が凝ってしこりがある。精密検査ではガンと診断される。家庭内では父(大杉蓮)が思い余ってリナに告知してしまった。大杉さんが闘病を説くのは今となってはつらいですね。まだ初期なので入院して抗がん剤での治療を続ければいいらしい。両親の説得に応じたリナだったが薬投与の副作用は想像以上に苦痛だった。靡いていた長い髪はブラッシングするとごっそり抜け落ち出した。そんなころまだ幼い少女カナエが「お姉ちゃん」と慕ってくるのだった「お姉ちゃんみたいに胸が出てくるかな?」「うるさいな~高校生ぐらいになれば自然と出てくるよ」「わぁうれしいな~(笑)」

 

しばらくしてマキ(本仮屋ユキ)が幼いころからリナと友達だったと現れる。オルゴールの記憶は全くなかったがマキは友達だからトモダチだからと毎日見舞いに来るようになっていた。何度目かの検査で癌は乳房に転移していた。「全摘しかない」看護師の詰所から偶然聞こえた声に生きる気力を失ったリナは病院の屋上から柵を乗り越えた。婦長(大谷直子)が懸命に説得する。手術は無事成功し退院するまでに回復したリナはまたヨースケから誘われホテルの部屋に入る。「そんなにやりたいんだったら」ところが彼は「悪りぃ~」と逃げ去ってしまった。正直ですよね(笑)このあとはぜひ見てください。青春映画から難病モノになり看護学校の志望動機になったヒロインの物語です。北川景子は『瞬 またたき』 『花のあと』 『謎解きはディナーのあとで』 『君の膵臓をたべたい』 『スマホを落としただけなのに』などなどまだ見ている作品がありそうですがデビュー当時のころも今も変わらず美しいですね。  (☆3.70)