鳳凰美田。 | 日々此探究。

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カレーとメタルをメインに書いているブログです。
メタルって,音楽のジャンルの事です。
カレー以外の料理についても書きます。
お花の事も書きます。

つまり,自分の思う事を好きなように書き綴ります。
どうぞ,ごゆるりと。

今日は,帰りに大将のところにお邪魔してきました。

いやね,週頭に実験のProgress Reportがあって,教授にぼっこぼこにされたんです。
で,今日になってそのフォロー。
これからの方針のDiscussionをしました。
とても厳しい道のりになりそうな予感。
ただ,過去の先輩の再現性を取るだけなのに。
なかなかつじつまの合わない事項が多すぎてですね…
なんか,Discussionの結果,とてもやる気が出ました。

そんな週末の夜。
大将のところで一杯ひっかけて帰ろうと言う事で…
帰宅に遠回りになるのも気にせず,味百仙へ。



今日のお酒。

栃木県小山市 小林酒造 『鳳凰美田 純米 無濾過 生酒』

先週末ですか。
約束して頂いた通り,開けて頂きました。
店に入るなり,俺の顔を見た大将はおもむろに保冷庫の鍵を取って,件の酒を持ってきてくださいました。
勿論,そのお酒を飲ませて頂くわけで。
何やかんやで3杯くらい飲みました。
やっぱ,美田は旨いっすね…
辛めのすっきりとした飲み口。
俺の知ってる鳳凰美田の味に,とても安心しました^^


食事の方は,お通しのいんげんと揚げの煮物とオクラの天ぷら。
夕飯に後輩と寿司食いに行ってたもので…^^;
ホントに回る寿司で,本州の握る寿司くらい旨いものが食えることに驚きました。



話題が逸れましたね^^;

一人,カウンターでゆっくりと美田を飲みつつ料理を楽しむ。
とても幸せな時間を過ごすことが出来ました。

お店は24時まで。
俺が訪ねたのは22時半。
もう,最後の方だったのですけど^^;

23時を過ぎて,大将が片付けの合間に話しかけた下さいました。
「社会人?」
「いえ,違います。」
「学生さん?」
「まぁ学生っちゃー学生なんですが…」
「大学院生さんか。学科は?」
「○学部です」
「そりゃー大変だなぁー…」
そんな,他愛もない会話。
でも,とても楽しい時間でした。

「北海道の人?」
「いえ,地元は福島なんですよ。」
「今,一番大変なとこじゃん。実家は大丈夫なんか?」
「いやー…ギリギリですかねぇ…^^;」
「何キロ地点よ?」
「○○キロですわ」
「そりゃー…」
などと,地元の会話も。
その流れで,なぜか,地元のお酒である飛露喜の雄町を1杯サービスして頂きました。
大将,ありがとうございます^^
今一理由は分かりませんが…w

それと。
話の流れで…
「実験とか大変だろ?」
「まぁ…何かと,日が変わってから帰るような時も多いですからねぇ…」
「酒でも飲まないとやってられないってか」
それは違いますよ。
そんな,投げやりな感じで酒を飲んだり料理を頂いたりはしませんよ。
俺にとっては,酒も料理も,命を懸けて描かれた絵のようなものだと思っているので。
大将の料理からは,そういう心が感じられるので,
そんな美味しい料理を頂きながら,これまた酒蔵が丹精込めて作り上げた美味しいお酒を頂く事で,
心をリフレッシュさせようと,そんな意味で『ここ』に来ているのです。
料理だって芸術でしょ?
そう言いたかったけど…ね^^;
だから,『ここ』に通っているんですけどね。

美味しい料理って,人を幸せにするじゃないですか。
毎日味の違う食材を用いて
毎日同じ味の料理を出す。
それが,どれだけ難しくて,技量のいる事か分からないわけではありません。
だからこそ,料理は芸術だと思うんですよね。

それはお酒だって同じで。
毎日違う温度湿度条件で
毎年違う材料で
出来る限り,その銘柄を持つにふさわしいお酒の味や香りを作り上げる。
芸術以外の何物でもないと思います。

だからこそ,
美味しい料理と旨い酒は合うものだと思ってます。

ま,なんか色々言いましたが。
結局は,美味しいものが好きなんです。
美味しいものを食べると幸せになれるんです。
だから味百仙に通うんです。
理由はそれだけでいい。



だから大将,
今日はごちそうさまでした!
また行きますね!!