皆様こんばんは、佐々木です。
今回はいつもの井上さんに変わって佐々木がこのブログを更新したいと思います!
初めましての方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合はぜひ↓のメンバー紹介ブログを読んでいただければと思います。
おそらくいつもの雰囲気とは違うかもしれませんがご了承ください。。。!
今回は11/18(土)に開催されました、アストンマーチン110周年記念イベント
「アルカディア東京2023」について書かせていただきます。
同日配信のラジオも同じ内容の回になっていて、そちらを聴きながらでも見やすい構成にしておりますので、そちらもぜひお供にどうぞ!
イベントのモニュメント的な何かです。こういうのがいちいちカッコよかったです。
このブログは以下の感じの流れで書いてます
1.イベントの雰囲気
2.ハイパーカーと戦前クラシックカー
3.授賞式の様子
4.年代別の車両紹介
1.イベントの雰囲気
前日の夜にこのイベントの存在を知ったのでドタバタでしたが、丹羽さんが30分だけなら行けるということで無理矢理誘ってきてもらいました。
車のイベントって毎回数日前に知るのですが、何でこんなに広報しないんですかね。。。
駅で丹羽さんと合流後、最初にお出迎えしてくれたのは雷門前の垂れ幕(?)のようなものでした。
アストンマーチンに乗っていないのでこの垂れ幕の正式名称は分かりません。。。
おそらくこの垂れ幕の正式名称がわかるほどの語彙力がないとアストンマーチンは買えないぞという隠されたメッセージを発信しているのでしょう。
垂れ幕のようなもの。冷静に隠されたメッセージなんてなかったです。
意外とベビーカステラに興味を示す丹羽さんと観光客でいっぱいの仲見世を一目散に進むと本堂に突き当たると、下の写真ように本堂横に入り口を示すアーチ(?)のようなものがありました。
アストンマーチンに乗っていないのでこのアーチの正式名称も分かりません。。。
おそらくこのアーチの正式名称がわかるほどの語彙力がないとアストンマーチンは買えないぞという隠されたメッセージを発信しているのでしょう。
アーチのようなもの。冷静に隠されたメッセージがあるわけないですね。
まずはDBX707とDB12がお出迎えしてくれました。
実はこの2台の馬力を比較するとDBX707が707hp、DB12が680hpで見た目とは裏腹に馬力だけで言えばDBXの方が大きいんですよね。
初めて見たDB12ですが、はじめは最新型だと全然気が付きませんでした。。。
よく見ると前型よりグラマラスな感じになったような気もします。
こちらはDB7のザガートです。
DB7のザガートは初めて見ましたが、DB7と比較するとグリルが大きくなり、よりアストンらしさが出てる印象でした。
テールランプも丸くなり、スポーティーさがより出ていますね。
マセラティクーペにちょっと似てて結構スポーティでした
ちなみにラジオ内でDB7純正のテールランプが日本車と共用と言ってますが、ファミリアアスティナという車でした。
しかも外のドアノブもファミリアで、内側のドアノブと前後バンパーのリフレクターはユーノスロードスターのものだそうです。
ボンドカーのように爆発してもドアノブとリフレクターとテールランプだけは燃えずに再利用できそうなので、MI6が第一希望の就活生は覚えていて損はないかと思います。
左はDB7、右がファミリアです。ボディ部分で形を変えてる感じですね。ファミリアの画像はGazoo.comから拝借。
こちらはDB5です。
まさしくボンドカーと言えばの車ですね。
半世紀前の車とは思えない、めちゃめちゃ綺麗な青で最高のコンディションでした。
このホイールの綺麗さを見てください、もう新車ですね。
ただこのイベントから1ヶ月ほど経ちましたが、ホイールの洗い方だけは分かりません。
次はDB2
DBシリーズ初期の方のグリルは真ん中が飛び出る形だったようです。
同時期の車両としてはポルシェの356がありますが、ポルシェフリークから見ても比較してしまうとこの美しさは垂涎ですね。。。
こういう車を美しいと感じる歳になってきました
ちなみに、少しだけ右に写っているトラクターのようなものはトラクターでした。
1947年から1972年までアストンマーチンのオーナーだったデイヴィッド・ブラウンという方がトラクター製造業を営んでいたことからここにあったみたいです。
なんとDBシリーズはデイヴィッド・ブラウンの頭文字のDとBから取っているらしい。
うん、誰が知っとんねん。
というわけでメインゲートまで来ました。
ここまでで結構お腹いっぱいでしたが、ここからも凄かった。。。
2.ハイパーカーと戦前クラシックカー
メインゲートに到着した自分と丹羽さんがまず向かったのは
バルキュリーが並んでいるところ。
一応左が公道仕様、右がサーキット専用のPROになります。
この2台を生で比較する機会なんてもう一生無いので丹羽さんと拝みました。
浅草寺の本堂には参拝していないのにね。。。
この並びが見れるイベントはそうそうないでしょう
PROの方を横から見ると足回りがもうフォーミュラーカーでした。
プッシュロッドに見えますが、フォーミュラーカー作っている方が読んでいたら教えてください。。。
ホイールは当たり前のようにセンターロックですが、レース用の高圧ホイールガンを使っても耐えれそうな感じでした。
F1というかレーシングカーのような足回り。WECのハイパーカーにもそのまま出れそう。
リアビューの比較です。
こんなに下まで伸びているスポイラーは初めて見ました。
車を限界まで突き詰めると見たことない形になっちゃうんですね。
この車両をベースにしたレーシングカーが再来年に世界耐久選手権というレースに出ますので、ぜひ富士で行われるレースを現地観戦してV12NAのサウンドを聴きましょう!
スポイラーにカナードがついてるなんてあんまり見たことないですよね。
その横に並んでいたヴァルカン。
常人離れした弟分のせいで迫力なく見えるかもですが、めちゃめちゃカッコよかったです。
サーキット専用ですが、ある意味デザインと機能が高次元でまとまっているのかもしれない。。。
ちなみにヴァルカンは24台しか生産されていないらしく、ヴァルキュリーの公道仕様(150台)とサーキット専用(40台)よりもレアだそうで、多分もう一生お目にかかれないですね
冷静に世界に24台しかないうちの1台を見たってすごいですよね。保険とか入れるのかな。
そしてこちらはDBR22(緑色の車両)とヴァルハラ(銀色の車両)です。
先ほどの車両に比べるとデザイン重視のようなイメージでしょうか。
とにかく美しい車で、個人的にヴァルハラはどストライクでした。
オープントップでV12、どんな感覚なんでしょうね。
DBR22はV12ツインターボエンジンで、最近流行り(?)の屋根なし車でした。
フェラーリにはモンツァSP1/2(ラジオの中ではモンツァSP3と言い間違えてます)があったり、マクラーレンにもエルバという同じような限定車があったりとしてますが、こればかりは本当にアストンマーチンを持っていないので分かりません。
これはモンツァSP1。2シーターならSP2。
ヴァルハラはV 8ターボエンジンにPHVが組み合わされた構成でアストンマーティン初の量産ミッドエンジン・スーパーカーらしく、アストンマーチンにしては珍しくボンネットに穴が空いていません。
正直これまで見てきた車の中で一番美しいですし、アストンでミドシップという心くすぐられるものが多すぎて欲しくなっちゃいました。
まあ価格が1億円を超えるそうなので買えないんですけどね。
そして今回の大目玉と言っても過言ではないのがこの車両です。
アストンマーチン生誕110周年を記念し110台限定で発売されたヴァラーで、5.2lのV12ツインターボエンジンから715hpを出し、それを6速MTで駆動するという、もう今後は出ないであろう構成の車でした。
なぜか刺さりますよね、この車。。。
写真でもお分かりかと思いますが本当にこの車以外では似合わないような配色で、ゲームの世界からそのまま出てきたような雰囲気がありました。
どうやらRHAM/1という昔の耐久レースの車からインスピレーションを受けているようで、丹羽さんとも温故知新が高次元で融合していてアストンらしさが出てるという話になりました。
それにしても、写真を見返すと色がとにかく美しいですね。。。
一体何層重ね塗りしているんでしょう。。。
110周年のエンブレムもついてました。なぜかドアが開く瞬間があり内装も撮れました。シフトノブのカバーもおしゃれ。
戦前のクラシックカーも3台展示されていました。
赤い車両のオーナーの方はクラシックラリーが好きで、その中でアストンマーチンは抜群の信頼性を持っていると仰っていたのですが、こんな車をそういう使い方ができる本物のエンスージアストになりたいですね。
この頃のグリルはまだ普通な感じ。そう考えるとブガッティはこの時から半円形のグリルなのってすごいですね。
3.授賞式の様子
実はこのイベントには授賞式もありました。
ハイパーカー部門やクラシック部門など様々な部門を設置して、業界トップレベルの方々が評価していくシステムでした。
アストンマーチンさん、どんだけ本気なん?って感じですよね。
下の写真の方々が審査員の方々です。
左からオクタンの編集長もされている堀江史郎さん、フェラーリのエンツォや自分の愛車の996型911などをデザインされた奥山清行さん、日産でチーフクリエイティブオフィサーをされていた中村史郎さん、アストンマーティン・ヘリテージ・トラストの財務担当であるギャリー・テイラーさん、アストンマーティンの社史研究担当者であるスティーヴ・ワディンガムさんです。
日本の自動車界の重鎮の方と、アストンマーチン本社からいらっしゃった方々が共同で評価するという、もはや授賞したらクラシケ取得と同義なんじゃないかと思わせてくれる審査員の方々でした。
また、来賓として英国大使館の貿易担当の方もいらっしゃっていて、アストンマーチンというブランドが英国にとって大きな誇りなのだなという事を感じました。
日本と英国は文化的に似ていると言いますが、大きな相違点として英国は明確な階級社会ということがあり、アストンマーチンのような上流階級のためのブランドというのが紆余曲折はあったとてここまで続いているというのはちょっと羨ましいですね。
日本だと車種やグレードに憧れはあるというのは多いイメージですが、ブランドに憧れるということはあまりないイメージがあります。
ここは歴史的な話でしょうが、逆だった場合にどうなるかは気になりますね。
アストンと英国と日本のことを褒めていました。日英間で貿易がアツいらしい。
表彰式の最後にはイベント全体での表彰ということで、Global Chief Brand and Commercial Officerというおそらくめちゃくちゃ偉い人からトロフィー授与でした。
とにかく偉い人のワイシャツのボタンが何個空いているかにしか目がいかない表彰式でしたが、アストンマーチンを所有することに憧れてしまうような良い表彰式でした。
オーナーさんは一般の方なのでモザイク。オーナーさん、雑な加工ですみません。
4.年代別の車両紹介
ということでここまでは超高額の限定車両ばかりでしたが、ここからはまだギリギリ(?)夢を見られる車たちのご紹介です。
まずはDBSとDBXです。
アストンマーチンフリークが理想とするガレージの並びといったところでしょうか。
マットブラックだと迫力ばかり出てしまいますが、高級感が失われないのはさすがアストンマーチンですね。
こう見ると、DBXのフロントウィンドウも結構寝てますね。
黒外装×赤内装はかっこいいですね。ボンドが乗ってそう。
こちらはDBS Superleggera Concorde Editionというもので、世界で10台しかないモデルみたいです。(日本割り当ては2台!)
超音速旅客機のコンコルドの初飛行から50周年を記念して作成されたモデルのようで、審査員の方もこれを見れるイベントはそうそう無いとおっしゃっていました。
何も考えず直訳すると、超軽量調和版。中国だとこういう表記なのかもしれません。
こちらはヴァンキッシュです。
丹羽さん的にどストライクの一台だったようでヴァンキッシュなら夢見れる!という話になったのですが、調べたらこの仕様は世界限定175台のようで、新車時は3200万円スタートだったようです。
なかなか夢見れませんね。。。
限定車多すぎてアストンオタクじゃないとわからないものばっかりでした。
次に90年代アストンのV550 ヴァンテージ(左)とヴィラージュ(右)です。
絶賛高騰中の日本車は90年代のネオクラと呼ばれるものが多いですが、イギリス車のネオクラはあまり注目されてないイメージですよね。
ただ見てください、めちゃくちゃカッコよくないですか?
フォード傘下になる直前に計画されていた車両のようで、ヘッドライトとウインカーが分かれている部分など、どことなくイギリスのクラシカルな感じがあるのが良いですね。
ちなみにレアな車両として、ラゴンダのタラフという車両もありました。
ラゴンダというのはアストンマーチンの正式名称「アストンマーチン・ラゴンダ」の後半に当たるブランドで、戦後に倒産した高級車ブランドだそう。
何度か4ドアセダンで使われたらしいですがあまり定着せず、なぜか2010年発売のラピードにはこの名前は使われなかったみたいです。
何とアジアには1台しか無いそうで、世界でも150台ほどしかなく新車価格が1億円オーバーだったことも界隈では話題になったらしいです。
どんな界隈?
写ってないですが4枚ドアです。どうやら中東に多く生息しているらしい。
しかもこの車両のオーナーの方はヴァルキュリーも所有しており、他にもこの会場に数台あるとか。。。
表彰式では代理でトロフィーを受け取った方が、オーナーがやっているYouTubeの宣伝をされていましたので写真利用代として貼っておきます。
www.youtube.com/@hypercarcircuit
おまけ
ここからはラジオで伝えきれなかった、佐々木的お気に入り写真を貼っていきますね。
こちらはOne-77
あるゲームで「かっこいいな」と思って乗っていたクルマが、何とこのOne-77をモデルにしているということから存在を知りました。
エンジンがコスワース製の7.3l V12ということで、もうそれだけで大興奮ですね。
このゴルフRより軽い車体(1500kg)でお値段1億3千万ほどだそう。
100周回って安く見えてきました。
コスワースエンジンとかダラーラシャシーとか萌えますよねえ
こちらはザガートモデルのリアビュー比較。
アストンって意外とテールが丸目の車両が少なかったのですが、ザガートは今も昔も丸2灯でした。
アストン的にはスポーティーになりすぎちゃうって認識なんですかね。
良くも悪くもアストンっぽさは無いかも。。。
こちらはV8ヴァンテージのザガートです。
テールランプが丸いのかどうかは見れなかったので不明ですが、特筆すべきは何とワンオーナーで乗り続けているということ。
ピカピカで状態も良く、これぞエンスージアストって感じでした。
ということでアルカディア東京2023について書かせていただきました。
結構長くなってしまいましたがイベントの雰囲気を感じていただけたなら幸いです。
今回がアルカディア東京として初めての開催でしたが、今後は数年に一度行われるかもしれないというアナウンスもあったので興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
またこのようなイベントありましたらレポートしてみたいと思いますので、コメント等よろしくお願いします!
会場の雰囲気と戦利品
戦利品たち。ポストカードを写真立てに入れて