本日は9月24日(土)お地蔵様(地蔵菩薩)
の御縁日です
ちなみに前回のブログからお話している私の母の命日が9月24日です。
曼荼羅世界の中の本来の お地蔵様はこんなお姿。
観世音菩薩(観音)様と同じ様に私達衆生に合わせて、色々なお姿で現れます。
例えば閻魔大王様は実はお地蔵様だそうです
弥勒菩薩様が現れる56億7千万年後までは
地蔵菩薩様が全宇宙の生きとし生ける者と 六道輪廻の魂を救済して保護するそうです。
如来にその請願(誓い)をたてて、それまで如来にはならないそうです。
お地蔵様も時には将軍地蔵という甲冑を着た姿で戦いの現場にもいきます。
日本の戦国時代は毘沙門天様と同じ位、戦国武将に崇拝されました。
そして高尾山薬王院の飯縄大権現様も本地(本体の仏様)は不動明王とされていますが、
地蔵菩薩様だという説もあります。
皆さんは、あのお坊さんの姿で一般的な優しいイメージですが、閻魔様から将軍地蔵までの様々な姿に変身して
六道の世界まで行き来できる神仏は他には見当たらないかもしれません。
その眷属はやっぱり千万億といらっしゃるそうです。
おそらく、最強の神仏のお一人だと思います。
お話は本題に入ります。
前回のお話はこちら。
私の母ですが、その霊能というか不思議な能力を持っている反面、精神的に不安定でもあり、
体調も時々悪くなりがちでしたが、なぜか大きな病気や怪我や事故が一度もありませんでした。
唯一のピンチは、私を生んだ時に私か母のどちらかの命を選ぶ場面だったかもしれません。
知り合った霊能者などに霊視してもらうと必ず、母には白狐様、お狐様が憑いているといわれます。
とにかく予言が時々ありました、人の死期を始め、地震等。
そして幽霊はよく見ていました。そしてよく念を飛ばしている様子でした。
そんな母の趣味はパチンコでした、夢見やインスピレーションでよく数字がでてくると
その数字通りのパチンコだ台に座ると100%に近い確率でフィーバーしていました。
悪用かもしれませんが当時は仕方ないかなと黙認していました。
守護霊なのか、低級霊の霊狐様なのか分かりませんが母に色々な物を見せたり聞かせたりしていた様子でした。
しかし家族も助けられたこともありました。
そんな母なので30年以上前に私が仏門に入り修験道の修行に入るとすぐに
一緒に修行場に連れていき、滝行や神仏の前でのお勤めに連れていきました。
そこでも母は色々なものを見てしまいます。
それと同時に当家でも正式に仏壇と神棚を備えて神仏を勧請させていただき、先祖供養と神仏供養が始まりました。
年中行事の毎回のお墓参りには必ず父と母を伴い、参拝を欠かしませんでした。
先祖供養が何よりの基本中の基本だと分かる様に両親共に話し続けてきました
そんな彼女も不動明王様はお気に入りの仏様で御縁もあった様です。
時が経つうちに私も高尾山薬王院の修験道の世界でお勤めをさせていただいている中で
様々な霊能者や能力者と出会い、その方々を私が鑑定するようになり、本物か低俗なものかなど
実験的なこともしました。
まだ母も元気な時にですが、こんなことがありました。
お互いに先に死んだら、死んだ方がでてきてその存在を示すこと、分かる様にでてくること。
それから月日が経ち、母も年老いて70代後半になります、持病の糖尿病も悪化して
更に痴呆症が始まり、脳梗塞でついに入院なってしまいました。
そんな母を10数年前のガンの病から生還した、いたって元気でこれまた不思議な父が介護していきます。
魔女と妖怪の様な両親です。
そして母は昏睡状態に入り、約3年もの間 胃瘻(いろう)という処置で植物人間同様で生かされます。
今年亡くなった父も大変な苦労だったと思います。
数年も経つと家族も大変で逼迫していきます。
安楽死も必要ではないかと、現在の医学では脳死していなければ死亡していません。
母は医学的な処置で生かされているだけかもしれません。
私もついにこう思いました。
そろそろ仏様に連れっていってもらえないでしょうか
ある日の朝か夜でした。 当家の神仏の前での勤行の際に御本尊の不動明王様に
母をそろそろあの世にお連れしていただき天にお返しする事をお願いします
できれば3日以内にと大変な要求をしてしまいました。
考え方によっては自分の母を殺すことになってしまいます。
それから ちょうど三日後でした。母が病院で亡くなりました。
まずはお不動様が連れて行って下さったのだと
私と父はびっくりもしませんでしたし、悲しみもあまりありませんでした。
変な話ですが、安堵感と母には感謝の気持ちしかありませんでした。
とにかく安心してあの世にいってもらうのと次は素晴らしい来世をと思うばかりでした
病院ですぐに 枕経と阿弥陀如来根本陀羅尼をお唱えして、母には早く上の方に上がってもらえるように
母と仏様にお伝えしました。
初めての家族内の仏様(亡くなった方)の処置や葬儀の手配などで2,3日があっという間でした。
私自身も悲しんだり母の思い出を感じている暇がまったくありません
そんな三日後の夜に自宅に戻ってやっと夕食の時間がやってきました。
すっかり生前の母との約束を忘れていました。
その日は私の持病の腰の病と内臓の疲れもあり、腰回りは痛みと絶不調でした。
夕食の準備も終わり居間のソファーに座っていると、横にはペットの初代シュナウザーのダンがいます。
ソファーに座っているので背もたれがあります。
背もたれと私の身体の間に誰かがいて手を当てている感じです
ハッキリと
腰のあたりを人間の手が触っています、手を誰かが当てています。
しかも女性の手で柔らかく暖かいのです。
とっさにペットの犬のダンを見ましたが少し離れてじっとしています。
(何かわかっているみたいです)母のお気に入りの犬のダンでした
私は、(あ、おかあだ)と確信しました。母親でした。
本当に約束通りに現れてくれた様子でした。
亡くなってからは3日間はさまよったり、親族や関係者の処にいく場合があるそうです。
丁度夕食時だったので、すぐさま影膳を作り 母と一緒に最後の夕食を取れるようにしました。
感謝の思いと、もう天へ上がってください。
と言葉をかけて送り出しました。
亡くなっても相変わらずの能力者というか自由気ままの母でした。
その時にやっと悲しさみたいなものと感謝の気持ちが本格的にやってきました
しばらくして母もあの世か天界にいったのか気配がなくなりました。
私の方は直後
あれほど痛かった腰や体が全然といっていい程に痛みが消えて
体中に力が芽生えてきました。
母が私の身体の悪いものを取っていってくれた様子でした
本当に不思議な母でした
お地蔵様の御縁日と母の命日とお話が一緒になり、仏様の御縁かと思います
本日はありがとうございました。鶴島大顕
宜しくお願いします。