本日は10月8日(金)です。

神社今日は出雲大社相模分祠と白笹稲荷神社の2社参拝をさせていただきました。

 

本題の大山参拝行のお話を始めます。

ここで一番大切な不動明王様のお話と真言密教の行者(密教僧、修験道)のお話をしなければなりません。

 

私達真言宗の教祖、大日如来~金剛薩埵~途中省略~弘法大師空海様から伝授していただいた行法と即身成仏についてです。

 

普通皆さんは神様仏様が私達とは違い別者で目の前や天界などの上の位置に居て崇め奉る対象になっていますが(基本私も普段そうですが)

私達が得度修行を始めた加行中の最初の頃に師僧、師匠の大先達から教わるのが即身成仏と入我我入です。

一番勘違いされているのが即身成仏です、何も生きながらにミイラになって仏様になることではありません、弘法大師空海様の場合は入定といいます。

 

これから簡単にご説明します(詳しくするとブログが10数回以上に渡ってしまいます)

キラキラ人間は生まれ変る前からとこの世に生まれた時にもすでに仏様の仏性を持った、すでに悟った仏様であるということですびっくり

悩んだり悲しんだり、楽しんだり、不幸、幸福を味わったりしている最中がすでに菩薩であり如来であるということです、それが般若(はんにゃ)菩提です。

と大般若経や沢山のお経や陀羅尼には書いてあります。

ですから私達はすでに即身成仏していて仏様なのです。

 

それを理解して入我我入という行に入ります。

これは伝授が必要で三密(身、口、意)で空になり、護身帰命法とお経や真言の前作法から最後の作法が必要です、アニメの様に簡単に変身する術ではありません、

 

まず本尊(例えば大日如来、不動明王の像や絵像,梵字)が目の前にあります、又は何もなくても目の前に存在すると観念します。

秘密の教えの密教なので詳しく説明できませんが、その本尊と自分がいったり来たり入ったり出たりぐるぐると線を描く様にそのうちにどちらが自分で本尊か分からなくなっていきあっという間に自分もその本尊の大日如来や不動明王と一体になるのが入我我入です。

 

そこでお不動様、不動明王様、五大明王様が出てきます。

行者(すべて修業をする者は行者です神職も僧職も山伏も)

修行をする時や護摩修法、御祈祷、説法する時は必ず自分自身が不動明王や神仏になっていなければなりません、ですから入我我入と即身成仏になっていなければなりません、今回の私の入峯、参拝行もそれです。

 

ということは私達真言密教の行者は一般の人や霊能者さん達がどの神仏の生まれ変わりだとかどんな神様や仏様が付いていて真言や印相や術を教えてくれるということを簡単に信じることができません、中には極一部の方で大変な力量の方がおられて事実の場合があるのは分かります。

その方は何れ大変な修行をしなければなりません!

大体が他の魔物や偽者が教えています。

 

しかも空海様は簡単におしえてくれませんし簡単な空海さんという方はいません。四国巡礼の同行二人のお大師様はちゃんと行の間はついていてくれます。

 

そこで入峯、参拝行の時も私自身も不動明王様かその眷属になって山に入っていくのです。

滝行や入峯行、修法の最中に魔や悪い霊に負けてしまいます。

(そんなことをいっておいても私の様な者は修行の前中後もそれらを忘れかけてしまう場合があります)ショボーン 

 

もう一ついわせていただくと神道と仏教がどうとか神様と仏様がどうとかで違うとかではありません、神仏一緒で神仏混合が当たり前の様に分かってきます、それを弘法大師空海様と神変大菩薩(役の行者)と不動明王様はいっているのです。

一般の方もそこまでは無理なので常日頃からご自分自身が普段の生活や参拝の時も神様仏様の一部なんですよ、と覚えていただければとても

素晴らしいと思います。

 

すみません、長くなってしまいまして音譜

秦野市観光協会-表丹沢登山ガイド:大山への道 (kankou-hadano.org)

 

頂上の奥の院(1552m)に向かうにはまず大山阿夫利神社から矢印を時計回りに向かいます。ここからでも数キロ普通約2時間以上かかります。

 

とてもいい天気でした晴れ 午前9時30分位から登拝門に向かいます。

阿夫利神社でまずは大山祇命様に御挨拶をしますお願い

左奥の屋根付きのお祓い場所であ賽銭を入れて自分で幣束でお祓いして

登り始めます。 

ここで自分がお不動様と一体になっていなければなりません!

 

いきなりの急な階段から始まります。

少し不安を感じます真顔

 

クローバーアップ私以外はハイカーで割と熟年層の方が向受けられましたが高尾山よりはきつい山道なので大丈夫かと思いましたが途中でリタイアする人もおられるそうです。

 

当日の私の服装は大峰等に入る修験道の装束ではなくて作務衣にスニーカーとリュックサックに法螺貝と錫杖と袈裟、念珠と飲み物とおにぎりを入れて入峯しました。お忍び状態ですが他の人から見ると異様に見えるかもしれませんキョロキョロ まだまだ真夏日の10月です。

 

 

とにかく大山祇大神様、高おかみ神様、大雷神様に会いたいので登り始めます犬

 

次回に続きます、あきらめずに見て下さい!

       ありがとうございました。鶴島