すべて自物です
当山派(真言宗)修験道(山伏)が使う経本(経品)集です。
私達が使う根本的なお経や真言などが書かれて入ってます。
般若心経、不動経から真言宗の根本的なお経の理趣経と錫杖経
(しゃくじょうきょう)などが入ってます。
九條錫杖(錫杖経) 皆さんには馴染みが無いかとは思いますが
錫杖(しゃくじょう)を振りながら独特な節回しとリズムでお唱えします
これを聞いたら悪魔などが退散します。
般若波羅密多理趣品(理趣経) とても長いので最初のあたりだけ
をお見せします。
高尾山薬王院では独特な節とリズムを付けて唱えます。
真言宗の根本的なお経です。ザ、弘法大師といってもいいお経です。
全宇宙の真理が書かれています。
すなわち大日如来様を中心とした曼荼羅世界のお話です。
本当に色々な事が書かれていて一歩 間違って解釈すると大変な事に成ってしまう内容までも載っているので先達や師匠等の先生方から伝授していただいた方が良いかと思います。
こちらはその携帯用のミニ版です。写真では分かりずらいですが
かわいいバージョンです。パソコンのマウスを少し大きくした位の
これだけの数のお経と真言が入ってます。
次は三陀羅尼と観音経が一緒に裏と表(どちらが裏か表かは決まっていない)。で一冊のお経品です。これも良く使います。
観音経は法華経の中に書いてある
妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二五という部分の一説です。
仏教宗派を問わず誰もが唱える観音様のお経です。
般若心経と不動経と共に誰でも読んだり唱えたりと出来る素晴らしいお経です。
片方の面は三種類の真言陀羅尼が書かれています。
三陀羅尼
これは仏頂尊勝陀羅尼 色々な発音があるのでただ単に
(ぶっちょうそんしょうだらにとか、だらにをたらんじー)と読んでも良いです。
あと二つの陀羅尼は宝筐院陀羅尼(ほうきょういんだらに)と
阿弥陀如来根本陀羅尼(あみだにょらいこんぽんだらに)です。
それぞれ内容や陀羅尼の効き目を書きたいところですが長くなってしまいますのですみませんが省略させていただきます。
確実に言えるのはこれらのお経と陀羅尼を聞いているだけでも安らかな境地に入る事が出来て、唱えれば仏様の境地に入れる様に成ります。
ほとんどは暗記して唱えなければいけませんが全部は無理なのといずれ忘れてしまう場合もあります。経本を読んで唱える事も素晴らしい功徳に繋がります。
山伏は以上のお経や真言陀羅尼をほら貝や錫杖を使って独特な節や
リズムで唱えます。特に高尾山薬王院は高尾山式といって他のお寺と少し変わった節とリズムがあって関西方面の寺院や行場で読経すると東京の高尾山の山伏とわかるらしいです。
一度聞いてみたいと思った方はインターネット上で色々なお坊さん達 がYouTubeでお唱えしてます。
参考までに見られるのも良いかと思います。
今日はお経と陀羅尼の紹介でした。