今月も今日11日は十一面観音様と明日12日は薬師如来様の御縁日です。

今回はパワースポットと御縁日と仏閣と不思議なことが一緒に成ったお寺の紹介です。

私の高尾山薬王院時代からのお世話に成っている先輩のお坊さん、御住職のお寺のお話です。

神奈川県相模原市緑区に建ちますが山梨県上野原町との県境にあるので

上の原町と言った方が早いかと思います。

 

寺名は真言宗智山派摩尼山 石舟寺 (まにさん せきしゅうじ)と読みます。

高尾山薬王院の僧方と兼任されてこのお寺をご夫婦(奥様も尼さん)で営んでいらっしゃいましたが高尾山の方を最近退職されてこのお寺の住職だけでゆっくりと生活されています。

私が言うのも恐縮してしまいますがお寺と言っても小さな祈祷寺で

御祈祷と人生相談専門のお寺です。

高尾山薬王院で長年勤めて修験道としても道を深めた大先達であり

大和上でもあります。

そんな石舟寺の御本尊が十一面観音菩薩様です毎年の2月11日の御縁日には新春大護摩供を厳修して私も山伏として参加してお手伝いをします、私達は助法と呼んでいます。日本国中から沢山の信者さん達が参拝にいらして賑やかな一日に成ります。クラッカー

 

この私でもなかなか経験上出会ったことのない、まれなパワースポットに成っています。十一面観音様だけでなくて大聖歓喜天様(聖天様)と座敷童さん(ざしきわらしさん)がいます。入り口には大きな地蔵菩薩様(お地蔵さん)がお出迎えしてくださり、上空には竜がやって来てくれることもあります。

勿論、日本の神様達も訪れて下さいます。元々のパワースポットの大地の上に宿命ずけられてお寺が建ったようです。ニコニコ

 

大聖歓喜天様は聖天様(聖天様)と呼ばれて大きな密教系寺院でお祭りされている場合が多く一例ですが東京だと高尾山薬王院、浅草の待乳山聖天本龍院、関西の生駒山宝山寺(生駒聖天)です。インドではガネーシャ様と呼ばれています。像の頭をしたどんな願い事でも聞いて叶えてくださる天部の神様です。何年か前には願いをかなえる像という本が評判になったかと思います。!!

色々な逸話がありますが、いわゆる祟り神とされたり荒ぶる神とされて暴れたらどんな神仏の言うことも聞かず暴れまくるとか願いを聞いたらその後の子孫代々の運を吸い取ってしまうとか噂や俗説に枚挙にいとまがありません。

密教僧や密教行者や修験道の中でも重要な天部の神様でお祭り(祭祀)や特別なお祭りの仕方と修法の仕方とお供え物が必要です。どんな願い事でも本当に聞いて叶えていただけます。

本当は実は優しい天部の神様で私は今までもとてもお世話に成り助けていただきました。 そこで聖天様は十一面観音様と相性が良く

十一面観音様と抱き合った尊像が一番多くお祭りされています。

そんな聖天様も五大明王のお不動様と軍荼利明王様達にはかないません。

石舟寺はその両方一緒の十一面観音様と聖天様の御祈祷では日本でも随一だと思います。

 

さていよいよ座敷童(ざしきわらし)さんです。乙女のトキメキ

前から話だけは聞いていましたが石舟寺に来て会った人が何人もいます。

その中にはハッキリと見たり、バッタリと会ったりと様々です。

良く言わているおかっぱ頭で着物を着た女の子のざしきわらしさんではなく大和時代以前の古墳時代の髪の毛を横に結って勾玉のネックレスを首に掛けた男の子の珍しい ざしきわらしさんです。年齢で言うと6歳~7歳位の小学校低学年かなと思われますが人間ではなくて妖怪さんと神様の中間の精霊にあたるので2千年以上の年齢かもしれません会った人は勿論他のざしきわらしさんと同様に幸せな事やラッキーな事に巡り合っています。

 

私の場合は20年近く前でした、それから何度か体験する様に成ります。

初めから疑いが無く会いたい一心で宿泊させていただきました。

 

そんな最初の宿泊の夜でした。ぐっすりと寝入った頃に頭上で聞いた事も

無い破裂音と言うか爆竹の音の大きなラップ現象の音で起こされてしまいびっくりして目を覚ましました、それから寝ている部屋中にそのラップ音が響き渡ります、そこにいるなと気配だけは分かりましたがはっきりとお目にかかる事は出来ませんでした、時計を見ると午前3時位でした。

 

それから2度目の宿泊では男の子の声での何かしゃべっているのと笑っているのを初めて聞きました私には言語が分からないのかはっきりと聞き取れませんでした。

2度目の時と3度目の時の順番が逆かもしれませんが又午前2時から3時位に、部屋の外をはしゃぎながら走ったりお寺の外へ出て大声を出して走り回っていました。又ある時は隣の駐車場に停めてあるトラックのクラクションがケタタマシク鳴って起こされてしまい目を覚ますとお寺の外で又子供の駆けまわりながらはしゃぐ声が聞こえたので探そうとして窓を開けると誰もいない夜の静けさだけでした。

 

とにかくやんちゃで腕白な男の子の座敷童さんです。だんだん分かってきたのはどうやら私にいつもびっくりさせて悪戯したい様です。

 

分かったのは座敷童さんは必ずしも家の中だけに居るわけでは無くて

ここの子だけかもしれませんが外でも遊ぶ様です、ここの先輩住職夫妻の猫がいますがお二人に聞いたところその猫と座敷童さんはよく遊んでいるらしいです、それで夜に何者かと一緒に駆け回って叫んでいるのが察しがつきました。

そんな先輩住職夫妻は古墳時代の姿をした男の子の座敷童さんに一度も

会ったことがありません。 私が(夕べあんなにうるさかったのを聞こえましたか?)と聞いてみると、全然知らなかったとのいつもの返答が返ってきます。zzzえー?

 

いつもいつもこのお寺に来ると私も含めて訪れる皆さんも色々な経験をさせていただいてます。

 

    いつか実際に石舟寺を皆さんをご案内出来たらと思います。