科博の恐竜博では早い時間と平日ということありスムーズに見れたため、早々に新宿に戻りました。

会場で受付けをすませ、入口で待ちます。
先頭です。近くには静岡県でのアンモナイト化石採集でご一緒した某博物館の研究員の方もいて開場まで化石話に花が咲きました。

オープンと当時にGさんブースへ。

●アメリカブース※Gさん
最初に目に留まったのは「歯根付マーショサウルスの歯」
アロサウルスの歯根付の歯と並べられていてパッと見似ているのと一番奥に置いてあったこともあり、こんなすごい歯ならもっと前に置かないと~。
なんて思いながらも手に取らせていただきました。

レア度が高くしかもジュラ紀の化石とは思えない程の超美麗歯です。
Gさんも隣にあったアロサウルスの歯を示しながら「マーショサウルスの歯のこの薄さを見て!」と強調していました。
過去にもう少し大きなマーショサウルスの歯(歯冠のみですが)をGさんとこで購入していたので「確かに!」とうなずきました。
お値段は!!!でしたので断念しました。
ワイト島のイグアノドンの上顎歯、同じくワイト島の翼竜の化石(初見!)もありなかなかのラインナップ。
シャモサウルス(タイ産)の歯あり、今回は凄いのが沢山!

シャモサウルス、ダスプレトサウルス(カナダ産)、イグアノドン、翼竜の4つで再検討ということで、別ブースへ。

●ミュジアムインポート
カルカロドントサウルス、スピノサウルス共に数はそこそこあるもののコンディションの割にお高い。
やはり産出が減ってきている感が否めないです。
スピノサウルス歯の状態がいいものを1本ゲット。
ショーケース下段にタルボサウルスの下顎、上顎、爪がいくつも並べられていました。1本大きな歯が置いてあったのでお願いして手に取らせていたただきました。歯根までしっかり残っており、保存状態はパーフェクトです。
ばら売りはしておらず一式の販売とのこと。
これはお金持ちでないと到底手が出せない代物ですが、善意あるお金持ちさんが購入して博物館に寄していただける事を祈りながら別ブースに移動しました。

●ブース名?※海外①
マーショサウルス(歯冠2本)、ケラトサウルス(歯冠1本)
値段を見てもこれはいいかなーと思いました。
ケラトサウルスは大きさも状態もまあまあで悩みどころです。再考としました。

●ブース名?※海外②
状態の悪いスピノサウルスの出品が多い中、7本だけの出品でしたが、ここはまあまあのコンディションです。
2本ゲットしました。残り5本は近くにいた方が全て購入されました。これでスピノサウルスの状態のいい歯は会場から姿を消してしまいました。

(右)ミュージアムインポート
(左)海外②
1本は途中で折れていますが、縦の筋がしっかり残っています。
クリーニングをすればもっと見栄えがよくなるので今後頑張りたいと思います。
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●パレオサイエンス
・T.rexの美麗歯:かなり状態がよかったですが手が出ませんね。これは。
・T.rexの上顎骨歯:心が動きそうでしたが、再考としました。
・カルカロドントサウルス:いくつもありこのチャンスを逃したくないと思いました。
最も状態がいいものをゲット。先端が折れて接着してあり、隙間が補修されていますが、全体的にはかなり綺麗です。
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●東京サイエンス
イチョウの葉です。暁新世のものをついにゲットしました。
前から探していたのでうれしかったです。
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●フランスブース
フランス産の恐竜の歯があり、みなさんも関心を持たれていると思いますが、いかんせん種類がよくわからない。。

そして戻ってきました。アメリカブース。
ん?
最初にはなかった化石が!

シャモティランヌス
ついに出たー!

DONGOさんの日記
http://blogs.yahoo.co.jp/osusiburuberi/33830460.html
http://blogs.yahoo.co.jp/osusiburuberi/37995086.html

化隕鉱宝さんの日記
http://blogs.yahoo.co.jp/stonefestnahibi/10318550.html

で拝見してから気になっていました。値段交渉して即ゲットです。
I先生から「すぐこれに気付いて選ぶとはさすがっ!」と言われました。
いえいえ私はあくまで趣味レベルですので(^^;)
恐竜好きのレベルはかなりですが(^^)
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鋸歯は結構残ってて数も数えることができます。
先端は欠けているもののさすがGさんです。

クリーニングしたらどうなるんだろう?と興味がそそられますが、母岩がかなり硬いので、しっかりした道具を使って時間をかけてクリーニングしないと破損してしまいそうで怖いですね。

さて、Gさんブースではもう1点気になる化石があります。カルカロドントサウルスの歯です。
他ブースを全く寄せ付けない美しさと保存状態です。そのうち1本に注目しました。少し厚みのある歯でしたが、皺がものすごくはっきり残っています。ここまではっきり残っている実物標本は初めてしました。
そしてまたまた絶滅哺乳類のパレオパラドキシアの臼歯にもくらくら。

シャモサウルス、イグアノドン、マーショサウルス、ケラトサウルス、T.rex、パレオパラドキシア・・・
もうよくわからなくなってきたので、化石はここまでにしました。
それにしてもこれだけの種類の歯で頭を悩まされたのは嬉しいような悩ましいような。
まぁ、少なくて残念というよりははるかにいいですね。


●宝石ブース
後はヒスイ、ラピスが気になっていましたが、今一気に入る物がなかったので以下2点ゲットです。

オーストラリア アンダムーカ産のセミブラックオパール
ライトニッグリッジのブラックオパールが激減してきたこと、価格も高騰してきたとのことで、このセミブラックオパールが出回るようになったようです。
以前から産出はあったようですが、アンダムーカのオパール自体産出が少ないとのことで今後出回らなくなりそうです。
ブラックオパールは以前母岩に含まれている標本を入手しましたが、こちらのセミブラックオパールの方がやはり白っぽですね。
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有名なミャンマーのモゴク産のルビー
小さいですが、美しいです。
以前母岩付のピジョンブラッド・ルビーを入手しましたがそれと同じレベルかどうか。
そこまでの鑑識眼はありませんが肉眼で見る限りは黒っぽくはないので色合いに関してはいいレベルかと思います。
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再びGさんブースに戻ると長谷川先生がお見えになっていました。
その視線の先には類人猿ギガントピテクスの歯が。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9
48.6万年前の記載が。
こんなすごいものまであるとは!

先生は
「パレオパラドキシアは前はもっと安かったのに」とおっしゃられ自分も同感でした。
「恐竜といい哺乳類化石といいこのブースはいつも凄い!」
同感です!

その後フランスブースでカルカロドントサウルス類に釘付けになってる先生の姿を見ました。
雲上の存在ですが、化石を真剣に見るその姿は自分と重なるものを感じました。
本当にお好きなんですね(*^^*)

この日は博物館関係の方もいて話を伺ったりできるし、本当の化石好が多いので楽しくて仕方ありません。次回12月の池袋ショーに皆さんにまた会うのが楽しみです。

今回の報告は以上です。