残り少ない保育園生活
毎朝、登園の車の中で卒園式の歌を歌ってくれる弟くん
朝からずーっと保育園着くまで
楽しそうに歌ってる弟くん見ながら
ママは泣きそうだ
ねねもお世話になった保育園
9年通ったんだ、ママは
もしかしたら弟くんより、ママの方が寂しいのかもしれない
そして今年で建て替えが決まっている保育園
来年は仮園舎が違う場所になり
再来年からはおそらく新しい園舎が建つことに
たしかに古い園舎だし、
もう限界
あちこち隙間風
でも、この保育園最後の卒園生でよかったなぁって、ママは思う
まだ歩けないあの時から通い始めてもう6歳
ねねも通っていた時、
朝からグズグズな2人
背中に弟くんおんぶして
ねねを抱っこして
2人の荷物持って
2人のお昼寝布団持って
ママってこんなに力あったんだと思うくらい
がんばれた
それを見た園長先生があわてて荷物持ってくれたり
登園に来ているお友達のお父さんが門をあけてくれたり
それだけで涙が出そうだった日々もある
雨でも風でも
朝から台風の影響で、ずぶ濡れになっても通った保育園
仕事着でちょっとキレイめな格好してる時に限って、抱っこしてと言われ
結局スカートに子供の靴のドロがついて、少し凹んでも
それでも抱っこは今だけだと思えた
自分の体調が悪くても、
悲しいことがあっても
どんな時も保育園行くと、子供たちはいつも元気で
先生たちは優しくて
私にとっても、
とてもいい保育園生活を送れたと思う
間に合うか必死な時、
信号がよりによって赤信号ひっかかる
そうしたら弟くん、うた歌って
青になったら
「ほら、ママ、この信号はゲゲゲの鬼太郎の歌が好きなんだよ」
「こっちは、クリスマスの歌が好きみたいだね」って
きっと必死なママの顔見て、協力してくれたんだよね
運転中、
「ママ、笑って」
弟くんに何回か言われて、ハッと気づいた
私どんな顔してたんだろう
早く着かなきゃとか、そんなことばかりだ
怖い顔してたのかな
そうやって気付いて教えたくれてありがとう
「弟くん、大好きだよ」
「ぼくもだよ 育ててくれてありがとうね」
そんなことが言えるようになったんだな
残りの保育園生活
全力で楽しんで欲しい
私もひとつずつ噛みしめながら
大事に楽しみたい