『譲り合い運動』


他者を思いやり、自分の権利や優先を一歩引いて譲る行動を広める運動。


特に交通場面(車・自転車・歩行者)での事故防止やトラブル防止が主な目的。

(Agent iより)



一昔前はこの言葉をよく耳にしたが、最近ではあまり聞かなくなった。


実際の行動おいても、譲り合う光景をあまり見かけなくなった。



最近では、「犬も歩けば棒に当たる」ではないが、「道を歩けば人に当たる」ようになってきた。


それは、周りを見ずにスマホに集中して歩く人が増えたからだ。


だから、下手をすれば擦れ違いざまに正面衝突ということもある。


それを避けようとすれば、スマホを見ていないこちらが一方的に譲るハメになる。



これとは逆のケースもある。


混み合う電車に座っていた知人が、高齢の方に席を譲ろうと声をかけたら、「そんな年じゃありませんよ」と凄まれたらしい。


それ以来、知人は席を譲ることに対してトラウマになっているという。


なんと悲しいことだろう。



世の中、どんどん荒(すさ)んでくるように思う。


そもそも自分のことだけで、相手の気持ちなんて何処へやら。


それも今の時代が、

「今だけ 金だけ 自分だけ」

だから仕方ないのか?


それとも今の日本が、

「貧すれば鈍する」

から、そうなってしまうのか?


いずれにしても、心の通わない人間関係ほど味気ないものはない。



しかしである。


こういう時代だからこそ、心の通う行動をしてみてはどうだろう。


それには、自分はさておき、まずは他者。


他者を思いやり、自分の権利や優先を一歩引いてみる。


「今だけ 金だけ 自分だけ」

なんて、クソ喰らえ。


「いつでも 世のため 人のため」

と、こうでなくちゃ。


そして、広い心で、それを有り難く受け止めたい。




illust STAMPO より