垂秀夫(たるみひでお)元駐中国大使は、交渉で中国と対等に渡り合うためには、まずは相手を知ることだと『毛沢東語録』を読みこなしたという。


そして、それが後に功を奏したと回想している。


交渉はある意味、敵と戦うようなものである。


言われっぱなしではお話にならない。


「(同意できないことを)言われたら、言い返す!」


こうでなければいけない。


そのためには相手をまず知ることである。



野球のようなスポーツの世界でも、


「(点を)取られたら、取り返す!」


半沢直樹のようなスポーツの世界でなくても、


「(策略通りに)やられたら、やり返す。倍返しだ!」


こうでなければいけない。


そのためには相手を知ることである。


知って弱点を見つけることである。



近年移民問題が世間を騒がせているが、彼らはおそらく私たち日本のことについてよく研究しているように思う。


特に日本の社会保障制度のことについては、もしかすると彼らの方が私たちよりも細部まで知っているのではなかろうか。


対して私たちは彼らの何を知っているのだろう?


彼らの弱点を知っているだろうか?


それを知らずして、彼らと対等に渡り合うことはおそらく不可能だ。


とり急ぎ、歴史や文化を知ることから始めたらいいかもしれない。


深掘りしていけば、今まで気づかなかったことがわかってくるに違いない。



特に在留外国人が多い中国、ベトナム、韓国くらいは研究しておくべきだろう。


クルド人やナイジェリア人についても研究しておきたいところだ。


そして、現世は一時的なものであり来世こそが永遠の生と考えるイスラム教。


もし現世の死を恐れないとするならば、彼らが恐れるものは何か?



「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)

は古代中国の諺だが、彼らのことを知る知らないで形勢は大きく変わる。


知っていればこそ、

「攻められたら、攻め返す!」

ことができるようになる。


もちろんそういう事態を望む訳ではない。


友好的にできればそれが何よりだ。


とはいえども、備えあれば憂いなし。


「もしもやられたら…」


「必ずやり返す!」


ClubTより