鳥取県の境港。


そこではカニがたくさん取れる。


そしてそれは同時に、メタンハイドレートがたくさんある証拠でもあるらしい。


何故なら、メタンハイドレートがあるところには、メタンハイドレートを好む微生物が集まり、今度はその微生物を食べようとカニが集まってくるからだ。



【メタンハイドレート】

メタンガスと水分子が低温・高圧下で結合してできた氷状の物質で、「燃える氷」とも呼ばれる。

日本近海には大量のメタンハイドレートが埋蔵されており、将来の国産エネルギー資源として期待されている。



【メタンプルーム】

海底から湧き出したメタンガスが海水中で気泡となって上昇する現象を指す。

メタンプルームは、海底下のメタンハイドレートが分解・噴出する際に発生することが多い。



3年前、メタンプルームの調査にエネ庁から予算が下りた。


国費を付けて調査を始めたということは、そこに資源となるメタンハイドレートがあるであろうと国が認めたことになる。


採掘方法はいずれ習得できるだろうから、メタンハイドレートを見つけられれば、それこそ日本にとって悲願達成も夢ではない。



GIGAZINEより


ただ、漁師にとってみれば営業妨害になることも予想される。


そこで、東京海洋大学の青山千春特任准教授は、

「もしもカニの好きな音と嫌いな音を見つけられたら、嫌いな音でカニをいったん散らしてメタンハイドレートを採り、そのあと好きな音でカニを集めて漁師さんに獲ってもらう」

そう考えた。


面白い考え方である。


採掘と漁業は敵対するのではなく、共存していくのだと。


実際、メタンプルームは漁船に設置している魚群探知機を使って見つけることができるという。


もし漁師からの情報が共有できれば、メタンハイドレートの発掘にも役立つことになるのだ。



あるカニ籠操業の際、100個の籠のうちの2つの籠にだけ音を流すスピーカーを取り付けて海中へ投入してもらった。


すると、ある音を流すとカニが逃げていき、ある音を流すとカニが寄ってくる。


カニには好きな音と嫌いな音があることがわかったのだ。



さあ、なんだか面白くなってきた。


採掘だけでも画期的なことなのに、漁業も併せて活性化できるなら、これ以上のことはない。


兎にも角にも早く軌道に乗せて欲しいものだが、日本はここからが遅い。


それでも、いま日本はいろいろな面で崖っぷち…


ホルムズ海峡問題もある。


躊躇っている場合ではない。


今回ばかりは日本のために、利権や外圧に屈することなく果敢に行動して欲しい。