マレーシアから日本に帰還するにあたり、マレーシアの荷物を船便で送ることにした。


所要日数は6週間から8週間。



引越し当日、まさか作業スタッフが20人を超える人数でやってくるとは思ってもみなかった。


営業担当1人、作業責任者1人の他に5〜6人程度かなと踏んでいたのだが、その予想は見事に外れた。


作業スタッフは、インド系にマレー系、現地人もいれば外国人もいる。



朝10時半から梱包作業を開始。


作業は熱帯地方特有にのんびり進むと思いきや、至って手際良くテキパキ進む。


ベッドやダイニングテーブルの分解に多少手こずったものの、後は手慣れた分業で次々とダンボール箱に梱包されていく。


テーブル、椅子、キャビネット、食器、本、キャディバッグ…。


ソファは、防水を意識してか、これでもかというくらい手厚い梱包をした挙句、ビニールで幾重にもグルグル巻きにする。


これだけ手間をかけては申し訳ないとも思うが、日本の物流会社としてのプライドを考えれば納得もいく。




医薬品は結構厄介で、市販薬は運んでくれるが処方薬は運んでくれないので手持ちになる。


市販薬も品名と購入価格をリスト化する必要があるので、1個1個ネットで市販価格を調べていく。


きっと、手間をかけることで、良からぬ薬が簡単に日本に持ち込まれることを防いでいるのかもしれない。



家財にキズがあると、確認した上で写真に収める。


そして最後に、荷物の全てに保険をかける。


荷物の総個数は70個。


マレーシアに来るときは50個にも満たなかった荷物は、10年の間に随分と増えた。


保険料は、運送費の総額の1.5%。


よって、高く申告すればいいってものではない。


確認書類にサインをして、運び出しは全て完了。


作業終了は14時。


作業時間は3時間半。


人海戦術でランチの時間をスルーしたことも、作業時間の短縮に繋がった。



作業スタッフは全員、ボディチェックを受けてから解散。



一人一人ボディチェックを受ける


何か盗んではいまいかということだろうが、その可能性がなければボディチェックなどする必要はない。


ボディチェック、日本ではあまり見慣れない光景だが、最近はどうなのだろうか?


日本も外国人労働者が増えれば、当たり前のことが当たり前でなくなり、当たり前でないことが当たり前になるだろう。



✴︎マレーシアのWiFi解約に伴い、投稿はしばらくの間お休みさせていただくことになるかもしれません。


因みに、身柄は今週末に日本に向かう予定です。