私は1月後半に、左手の親指を骨折してしまった事は、前回のブログで書きました。
小さなヒビが2本入っただけなのですが、翌日は指全体が真っ青に腫れあがり、かなり痛かったです。
身体のほんの一部、それも指一本に過ぎないのに、骨が折れるような事態が起こっていると、脳が感じて「大変だ大変だーっっ!緊急事態だよーっ!!」と、全身に戦闘態勢を取れと命令します。そう。あきらかに全身が緊張して、あちこちガチガチ固まってきます。どんなに頭で、緊張しないで緩めていた方が良いと分かっていても、身体は勝手に臨戦態勢の反応をしてしまう。
傷んでしまっている、左手の親指以外は、どこも悪い所は無いわけだし、そのパーツを除けば、全く健康体なわけです。にもかかわらず、緊急事態を感じたその他全部が、一斉に緊張して、傷んだパーツの状態の方に合わせようとしてしまう。トラックの前にとび出ちゃった狸が、フリーズしちゃうようなもので反射的な無意識の反応って言うのは、不思議なものだなと、変に冷静に観察してしまいました。めったに怪我しないので、私の表層意識とは全く異なる身体の反応に、ちょっと面白いなと思っちゃったりしました。
実際には、使えないパーツを抱え、かばいつつ、そのほかのパーツで今までやっていた仕事を分担すると言う、新しい「バランス」を、出来るだけ早く作らないといけない訳です。
というわけで、
「左手の親指以外は、どこも悪くなく、いままでと状態を変える必要はひとつもないのだ。」と言う事を、全身のその他のパーツに、とにかく強く言い聞かせました。骨折しているパーツに引きずられないように、前腕の中の筋肉のラインや手首を、意識的に脱力。緊張した肩や首を、完全に以前の状態を思い出させるように意識的に命令。以前の状態の身体感覚を、丁寧に照らし合わせて、極力もとに近い感覚に近づけました。
傷んだ指の意識を「切り離す」のではなく、痛んでいる部分は、しばらく使えなくて、休めなくてはいけないと言うことを「うけいれる」
と言う感じです。
これは、似て非なる状態なので、非常に重要なポイントだと思います。痛んでいるパーツも含めて、最善のバランスを探す感じです。
傷んだところに主体を置かない(視野を狭くして悪い所に意識を集中しない)けど、ちゃんと大きな意識を向けて、そのほかの元気な身体を総動員してカバーする。
今回この感覚は、上手くで来たかなあ。不都合はあるにせよ、それほど生活を変えることなく過ごせたかなと思います。一般的に言われる回復期間より、直りもかなり早かったです。
これって、病気のときなどにも、意識の持ち方として使えると思います。傷んでいるところ以外のポテンシャルを絶対に落とさない、悪い方に引きずられないようにしようと思う意識は、結果的に治りを早くすることが出来ます。
と言うわけで、ムエタイのGYMトレも、左手以外は、ミットやサンドバックなど通常のトレーニングは、休まずにやっていましたし、弱いところをカバーすると言う身体の使い方も、色々試せたので、おもしろかったです。
まあ、怪我はしないように、気を付けたいと思います。
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