セルティックパークにはコロナによる入場制限が行われて以来、恐らく最多となる観客が集まりました。

 

コロナ前と変わらぬ人が密接した状態のスタジアムで、数か月前のユーロと似た雰囲気でした。

 

観客席をよく見ると日本の国旗がいくつか見られ、画面に古橋が頻繁に映るなど、それらが示すように彼が今一番注目されている存在だということが分かりました。

 

 

試合内容は、そんな過度な期待を背負った古橋がなんと開始わずか40秒でGKとの1vs1を迎えますが、これは防がれてしまいます。決まっていればスタジアムはとんでもない雰囲気になっていたと思います。

 

この日のセルティックは前のダンディー戦と同様、マクレガーのワンボランチの布陣で圧倒的に攻め込んでおり、前半26分、テイラーのゴール前でのインターセプトからターンブルが先制ゴール。右足のアウトサイドでGKとの1vs1を落ち着いて流し込むという、彼らしいゴールだったと思います。

 

ターンブルはさらに55分にも、ペナルティエリアの外、ゴール中央でパスを受け、そこから低弾道のミドルシュートを左下に突き刺し2点目を記録。相変わらずのミドルシュートの破壊力、正確性ですね。狙うときは毎回左下なような気がします。

 

プレシーズンから不動のレギュラーとして好プレーを連発していましたが、あとはゴールという目に見える結果が欲しいと思っていました。古橋の出現で影が薄くなりかねないので、今日の2ゴールは改めて自身の存在を示す良い表現の仕方だったのではないかと思います。

2ゴールでこの試合MOMのターンブル(写真は1点目)。今シーズンは2桁ゴールに期待。

 

60分頃には、これまで見せ場がなかったハートが立て続けに2つのビッグセーブ。特に2本目はどうやったらそれを止められるのかと疑うくらいのスーパーなものでした。さすがの反射神経とセービングです。彼は国内だけではもったいない選手だと思うので、なんとしてもEL本戦にたどり着いてほしいとですね。

 

72分には途中出場のエドゥアールがGKとの1vs1をシュート→こぼれ球をフォレストが押し込み、ダメ押しの3点目。

 

フォレストにとっては1legと同様の形でのフィニッシュ。エドゥアール古橋との交代で出てきましたが、これは自分で決めたかったですね。古橋の存在や移籍の噂で存在感が薄くなっており、控えに降格した感もあるので、普段ポーカーフェイスの彼でも焦りはあるのではないでしょうか。

ブライトン移籍が噂されるエドゥアール。シュートの場面はいつもなら決めていたような…。

 

そのまま試合は終了し、セルティックが3-0、2戦合計7-2と余裕でEL予選プレーオフ進出が決定。

 

 

この日古橋にゴールはありませんでしたが、前の試合での活躍もあり、チームメイトはかなり彼を信頼してパスを供給してくれます。というか、もはや彼が頼みの綱のような印象さえ受けました。

 

心配なのは、彼の裏への抜け出しをみんなが意識するあまり、無理にスルーパスを通そうし、それによって攻撃に厚みが生まれず単調なものになりかねないということです。

 

ターンブルロギッチというトップ下タイプのMFを両方使ってきたのは、古橋の裏への抜け出しという能力を最大限に生かすためではないでしょうか。

 

またクリスティが単に古橋へボールを折り返すだけの役割になっているのも気になります。そもそも左サイドでの彼は持ち味を発揮できているとは言い難く、加えてそういった役割を課せられてしまっては、彼本来の能力の半分も出せないと思います。それでもアシストという形で結果を量産しているのは本当に素晴らしいと思います。

守備でもひたむきに走り貢献してくれるクリスティ。どういう心境なのでしょうか。

 

さらに後半は相手の方も古橋の動きのパターンに慣れてきたのか、彼にボールが渡る前にカットするシーンが増えた印象でした。

 

古橋自身に関しても、プレースタイルを研究されたらはたして今のパフォーマンスを今後も維持できるのかという不安があります。

 

 

次戦はリーグカップベスト16、ハーツとの対戦です。リーグ第1節での敗戦のリベンジとなる試合で、古橋の台頭でどれだけレベルが上がったのかを示す良い機会だと思います。