前回のブログでもお話ししたように、今回は新加入選手の話題を絡めてロス・カウンティ戦を振り返っていきたいと思います。

 

まずは移籍期間終盤に獲得した選手たちを下に並べてみました。

 

加入 ジャコマキス(⇐VVVフェンロ)、ジョタ(←ベンフィカ)、スケールズ(⇐シャーロックローヴァーズ)、カーター=ヴィッカース(←トッテナム)  (*二重矢印は完全移籍、一重矢印はレンタル)

 

 

レンジャーズ戦の敗戦もあり、首脳陣は焦りがあったのでしょうか、とにかく可能性に賭けて選手を寄せ集めたというような、そんな印象を抱きました。

 

攻撃陣はある程度の放出があったため理解できるのですが、大して動きがなかった守備陣に一気に2人(CB)追加というのは、さすがに性急だったのではないでしょうか。

 

今いるCBでも、ウェルシュスターフェルトビトンウルギデジュリアン(もうすぐケガから復帰)と数は十分なので、戦力として見込めるカーター=ヴィッカースはともかく、スケールズの獲得は本当に必要だったという疑問が残ります。スケールズは左利きという希少価値がありますが、それなら同じ左利きのヒェルド(リーズへ移籍)をなんとか引き留めておきたかったところです。

 

セルティックはレンジャーズと比較しても層が厚いというのが一つの強みですが、それにより若手の台頭を阻害しているような気がして残念に思います。

 

今やベストプレイヤーの一人であるラルストンも、昨シーズンはフリンポンが去ってからもケニーの加入によりまったく出場機会が与えられなかったわけで、継続して使ってみないと選手の能力なんて案外分からないと思います。セルティックは比較的ポジティブな結果が得られやすい環境でもあるので、出場すれば活躍できる若手はたくさんいるのではないでしょうか。

 

左から、カーター=ヴィッカースジャコマキスジョタ

 

そしてスケールズ。セルティックと馴染み深いアイルランドから。

 

 

 

続いては本題のロス・カウンティ戦の感想です。

 

この試合ジャコマキスはいませんでしたが、スケールズはベンチ、ジョタカーター=ヴィッカースに関してはいきなりスタメンでの出場です。

 

移籍の関係や古橋の離脱もあり、この試合はアジェティが久々にCFとして先発しました。

 

試合のハイライトです。

 

 

選手の顔ぶれが変化しても、組み立ての中心が左サイドというのは変わりませんね。

 

そのため序盤から左WGの新加入ジョタにボールがよく渡っていました。彼自身からも良い第一印象を残したいという思いがかなり伝わってきました。ラテンの選手というだけあり、大胆な足技を披露するシーンもありました。

 

試合はもちろんホームのセルティックが支配していたのですが、連携不足、またアバタのシュートが2度とも枠に当たるという不運もあり、前半は0-0で折り返しました。

 

ロス・カウンティはしっかりと人数でゴール前を固めていたので、セルティックはそんな陣形をずらすような、ミドルシュート、または独力でのドリブル突破などが必要だったかと思います。

 

ロス・カウンティの攻撃については、カウンターは少しありましたが、単純に個人の能力差というのが響き、正直恐るるに足らずといった印象でした。

 

 

後半も支配するセルティックですが、ファイナルサードでの質が足りない気がします。アバダの積極的なドリブルは魅力ですが、まだまだ技術が伴っていないというか、勢いだけといった印象です。

 

セルティックの崩しのパターンは、左サイドでボールを回して相手を密集させる→そこから一気に密度の低い右サイドへ展開し、アバダの突破からのシュート、もしくはクロスでゴールを奪う、というのが代表的なものなので、一番重要な選手は古橋ではなく実はアバダなのではないでしょうか。彼が良質なクロスを送れなければ、例え古橋が上手くマークを外してフリーになってもそのボールに合わせられないわけですし。

 

セルティックの攻撃は、今日の試合に限らずそのアバダのクオリティに問題があると思います。なので今回の移籍期間でセルティックは大量に選手を獲得しましたが、彼に代わる存在を確保するのが最重要課題だったのではないでしょうか。

 

それでも使われ続けるアバダ。監督のお気に入りなのでしょうか。

 

そういったこともあってか試合は0-0のまま進行し、いよいよ雲行きが怪しくなってきました。

 

それでも64分、カーター=ヴィッカースがDFラインからするするっと持ち上がり、そのままロングシュート。そのボールが相手選手に当たって軌道が変わり、ラッキーな形でセルティックが先制しました。ロス・カウンティ側からしたら少々気の毒ですね。カーター=ヴィッカースはCBにも関わらず初出場で初ゴール!!

 

カーター=ヴィッカースはトッテナム所属ということもあり、さすがのレベルの高さでしたね。守備では相手を完璧に潰し、ボールをもっても上手に捌いたりと、圧倒的な存在感でした。本当にセルティックに来ていいのかというか、トッテナムからのレンタルなんて贅沢過ぎるような気がします。

 

トッテナムクオリティを注入してくれたカーター=ヴィッカース。この試合文句なしのMOM。

 

さらに69分にはアバダのクロスをアジェティがヘディングで合わせ2-0。両選手ともこの試合出来はイマイチでしたが、とにかく結果は残しました。

 

アジェティはさらに85分にもシュートの跳ね返りを頭で押し込んでこの試合2ゴール目。以前古橋を見て思いましたが、FWの選手は周りから信頼されてこそボールが集まり、そしてゴールも増えるのではないでしょうか。この日のアジェティはまだボールが集まらなかったので、この結果は大きなプラスになったと思います。

 

セルティックの10番アジェティ。久々に笑顔を見たような…。

 

結局試合は3-0で終了し、結果だけ見れば文句なしのようですが、課題はいつも以上に残ったかと思います。なんとかチャンスの数で乗り切った試合でしたが、レンジャーズ戦やELの舞台では今日のままでは通用しません。

 

 

古橋の1ヶ月の不在はどうにかして乗り切りたいですね。

 

これまでは彼が中心のシステムだったので、彼がいないこの日は彼の不在を埋めきれなかったように感じました。ジャコマキスが加入したことですし、古橋がいなくても成立するような戦術をオプションとして作る良い機会ではないでしょうか。

 

また初出場のジョタですが、残念ながら第一印象は良くないですね。

 

期待していた以上のクオリティはなさそうに映りましたし、これまらまだ同じポジションのジョンストンの方が上手いなとも思いました。ですがまだ一試合なので分かりません。これからも注目して見ていきたいですね。

 

 

今週いよいよEL本戦がスタートするため、次の試合はベティスが相手になります。

 

国外では暗い話題の多いセルティックですが、ハートが良いニュースを提供してくれるのではないでしょうか。楽しみです。