セルティックにようやく古橋とマクレガーが戻ってきました。しかも2人とも先発です。
また今年の冬までセルティックにいたフリンポンがレバークーゼンの一員としてセルティックパークに帰ってきました。彼の成長ぶりも気になるところです。
勝算は薄くとも、やはり強敵相手だと興奮しますね。開幕当初の勢いの原動力となった古橋、マクレガー、その後に加入したジョタ、カーター=ヴィッカースらの融合でレバークーゼン相手にどこまで迫れるのか注目です。
試合は始まってすぐにDFラインでのパス回しをカットされ、いきなりゴールを決められるもこれはオフサイド。冷や汗をかくと同時に、やはりこのレベルとなると今のセルティックの後方(特にハート、スターフェルト)のビルドアップ能力では、簡単に囲まれてショートカウンターを食らってしまうと危機を感じました。
それでもセルティッックも相手のバックパスを奪った古橋が相手GKをかわしてあとはゴールに流し込むだけというシーンを作り出します。これはDFターの必死の戻りでカットされてしまいますが、それで得たCKのこぼれ球をマクレガーが利き足ではない右足で強烈シュート。惜しくもバーの少し上をいきましたが、復帰した古橋、マクレガーの存在感がいきなり顕著に表れました。
いつもだったらレバークーゼンの開始早々のオフサイドで命拾いしても、結局はそのままレバークーゼンのペースでやられゴールを決められるという展開だったと思いますが、さっきの2つのチャンスでセルティックに勢いが出ました。
これまで彼らの代役だったアジェティやマッカーシーでは恐らく生まれなかったチャンスだったと思います。改めて二人の復帰に感謝です。
やはり古橋の動き出し、ポジショニングは別格です。
その流れのまま、18分に古橋の1vs1、19分にスターフェルトの反転ボレー、20分にジョタのシュートと、セルティックが次々にチャンスを作り、この時間帯はレバークーゼンを上回る勢いでした。
攻撃が機能した理由としては、レバークーゼンが前に重心を置くチームだったことが大きいのではないでしょうか。
いつもの国内のチームは9人で守りを固めるなんていうのはざらで、正直ポステコグルー監督の志向するサッカーとは相性が悪かったと思います。
それでもこの日は相手が人数をかけて攻めてきてくれたため、こちらも攻めやすかったですね。もちろん、古橋、マクレガーの復帰でその威力が何倍にも増したのも大きかったです。
勢いに乗るセルティックですが、25分に自陣PA付近でターンブルのボールの処理のミスにより呆気なく失点。
動画を見てもらえば共感していただけるかと思いますが、個人的にはなぜああなったのかが未だに謎のままです。ゴールラインに逃れるつもりがラインの位置を誤って認識していたのでしょうか。良い流れだったので、このミスは痛かったですね。
さらにその10分後にはSBの上がってできた裏のスペースをカウンターで突かれ、ビルツに決められてしまいます。0-2。
序盤の勢いを考えると本当にターンブルのミスが悔やまれます。ゴールと共に勢いもレバークーゼンに渡してしまいました。
後半、セルティックが前半の勢いを取り戻そうと言わんばかりに攻め込みます。
しかし放ったシュートはことごとくレバークーゼンのGKフラデツキーがスーパーセーブ。レベルの高い相手となると、当然GKのレベルも高くなりますね。
最後の砦フラデツキー。セーブはもちろん、足下も上手いですね。
58分、カーター=ヴィッカースのシュートブロックがハンドの判定でPKを献上し、これを決められ0-3。実質ゲームオーバーです。
大差をつけられ静まるセルティックパークでしたが、74分についにFWジャコマキスがセルティックデビュー!見せ場はほとんどありませんでしたが、昨シーズンのオランダリーグ得点王ということでこれからも期待大です。
試合は後半ロスタイムも1点決められ、結局0-4でタイムアップ。
結果的には大敗ですが、シュートの数だと実はセルティックの方がレバークーゼンよりも多いんですよね。
なら何が原因かというとやはり決定力でしょうか。この試合は特にそう思います。
フラデツキーのスーパーセーブに阻まれたのもありますが、あとは流し込むだけというので外したのも2、3はあります。
ただシュートの凡ミスというのは努力で改善できるものではないのでどうしようもない気がします。なので凡ミスを嘆くのではなく、それ以外のフラデツキーに止められたシュートや惜しくもシュートまで持っていけなかったプレー、それらの精度をもっと高めていくことが重要ではないでしょうか。
フリンポンについてですが、相変わらずの突破力だったと思います。彼が自陣PA付近まで侵入してきたときは怖かったです。
ただ守備に関しては対峙したセルティックのジョタに圧倒され、相当彼に手を焼いていましたね。守備能力の低さは相変わらずで、さらにセルティックサポーターからブーイングを受けるなど、どちらかというとネガティブな印象の方が強かったです。
それでもレバークーゼンの彼の使い方はさすがだなと思いました。彼はボールをもったらなかなか離さず、攻撃のリズムを止めてしまう選手で、セルティック在籍時もそれで何度も攻撃が停滞していました。なのでレバークーゼンは彼を組み立てにはほとんど関与させず、ファイナルサードのチャンスとなるシーンでのみボールを渡して活かすなど、彼の正しい使い方を心得ているようでした。セルティックもあのように使えば昨シーズンもう少しは勝ち点を積めたのではないでしょうか。今更ですが、最初から最後まで彼に自由にさせ過ぎていた気がしました。
レバークーゼンでもスタメンを張るフリンポン。まだ20歳。
またマクレガーですが、やはり頼りになる男です。マッカーシーと比べると体のキレ、運動量、テクニック、全てにおいて優れていました。先日2026年まで契約を延長してくれたのも嬉しいです。お金のあるビッグクラブではなく、愛する心のクラブへ忠誠を誓ってくれるのは拍手だけでは物足りないくらいです。セルティックにはこれからもそういった選手を輩出していってほしいですし、それがクラブにとって一番の補強にな
るということを忘れないでほしいですね。
今回のマクレガーの契約延長の決断は決して忘れてはいけません。私も彼に忠誠を誓います。
大敗、しかも開幕2連敗ですが、チャンスは多かったですし、古橋とマクレガーの復帰、ジャコマキスのデビューと、ポジティブな要素の数ではここ最近の試合の中では断トツです。
次の試合はアバディーン、ついに我らがシンボル、スコット・ブラウンとの再会を果たします。
彼を含めセルティックの選手たちがどういったリアクションを示すのか、プレー以外の部分にも注目したいですね。



