少し書くのが遅くなりましたが、リーグ戦第13節、アウェイでのダンディー戦の感想です。
フォーメーションは下図の通り、前回の試合とまったく同じです。
まずは試合のハイライトです。
開始早々セルティックサポーターからテニスボールのようなものが大量にピッチに投げ込まれ、試合は5分ほど中断。
見ている時は謎でしたが、試合後調べてみたところ、どうやら現在警察官であるヒギンズという人のクラブの警備主任への就任に反対する抗議活動だったみたいです。彼はサッカーにおける野次など攻撃的な言動を禁止するために、それをなくすための法律の制定をスコットランド議会へ強く促しているらしく、その結果このような事態が生じたようです。
サポーターの主張が激しいのもスコットランドの魅力ですね。
試合再開後の前半8分、ラルストンのエリア外からのシュートがポストへ、跳ね返ったところをジョタが押し込みセルティックがあっという間の先制点!!
気のせいかもしれませんが、失点時のダンディーの選手のリアクションが意外に薄く、あまりショックに感じていないように見えました。負ける前提で試合に臨んでいるような…それだとこちら側としても少し寂しいです。
さらに19分にもラルストンからのクロスを古橋が頭で合わせ追加点!!
早くも今季MVPとの声が上がる古橋。珍しいヘディングでのゴール。
ダンディーはセルティックの選手を高い位置で自由にさせすぎではないでしょうか。攻撃の形をあまりにも簡単に作らせてしまっている気がします。
それまで一度も攻撃すらできていなかったダンディーですが、23分にマクマレンのふわりとしたクロスにFWマランがヘディングで合わせ望みをつなぐ1点をゲット。見事なクロスなのでしょうがない気がしますが、ウェルシュのテリトリーでの失点な気もするので残念です。
このゴール直後のダンディーのCBスウィーニーとユラノビッチの軽い衝突、さらにMFアダムのラルストンへの危険なファウルによって、ダンディーの本拠地ラグビーパークの熱は増します。前回のハンガリーのチームであるフェレンツバロシュのスタジアムの熱量が物足りなかった分、さすがスコットランドのスタジアムはどこも熱くて楽しいですね。
前半20分までの2得点など、セルティックの出来は決して悪くはなかったのですが、スタジアムの熱もあって前半途中からダンディーのペースになりつつありましたね。
ダンディーの攻撃は相変わらずベテラン・アダムの左足に頼っている印象で、正直他のメンバーの能力不足感は否めませんでした。結果論ですが、彼らの時間であった前半45分までの間に何としても同点に追いついておきたかったところですね。
後半が始まってすぐの47分、またしてもラルストンのクロスからジョタがこの日2点目のゴール!!セルティックの停滞気味だった空気を一変させてくれました!!
この日2A(3得点に関与)のラルストン。クロスの精度はアップ。
さらにその3分後にはそのジョタのキレッキレのドリブルから、古橋も同様にこの日2ゴール目を決めて1-4!!
こうなるとさすがにダンディーの守備陣に欠陥があると感じずにはいられません。両CBのスウィーニーとアシュクロフトは頑丈ではありますが、その分動きが鈍くてクロスに対してまったく対応できていなかったため、パスはほとんどの確率でセルティック選手に渡っていました。
ファイナルサードでクロスを多用するセルティックとしては、ダンディーは相性の良い相手ではないでしょうか。
67分、ダンディーがアシュクロフトのゴールで1点を返して2-4。名手ハートにしては珍しく目測を誤りましたね。
その後はセルティックがいつものように選手交代を交えながら巧みに時間を消費し、結果2-4で勝利。1つ引き分けを挟んで7連勝。常勝が義務付けられたチームではありますが、数か月前まで絶不調だったことを考えれば見事ですね。
余裕勝ちのセルティックですが、この試合再三あったCKから1点くらいは取っておきたかったですね。カーター=ヴィッカースとウェルシュの2人がともにビッグチャンスを外したように、今シーズンのセルティックは与えられるCKに対してのゴール数が明らかに少ないです。こうなると長身CBジュリアンのいち早い復帰が望まれますね。
個人に目を向けると、古橋、ジョタはやはり別格です。共にこの日2ゴールと代えの利かない存在ですね。ジョタに関しては対峙したダンディーの右SBカーをドリブルで圧倒。目に見える結果だけでなくそれ以外のシーンでも眩い輝きを放っており、この日は古橋よりもチームに重要な選手であることを予感させる出来でした。
2G1Aと今夏の加入後ベストな出来を披露したジョタ。これほどの逸材がよく来てくれました。
一方で3トップのもう1人であるアバダに関しては、彼らの活躍とは対照的にこの試合あまりよくなかったですね。
以前も書いたように、もともと技術的に未熟な選手ではあるのですが、最近では持ち味である積極性、ドリブルで強引に勝負していく姿勢までもが影を潜めつつあります。チームの一員として攻撃の流れを乱さないよう心掛けるのは大事ですが、彼からエゴを取ってしまってあと何が残るのでしょうか。同じポジションのフォレストがケガから復帰した今が彼の今シーズンの分岐点であるように思います。
まだ20歳のアバダ。名門のレギュラーを担うには時期尚早か。
次は21日(日曜日)2:15キックオフのリーグカップ、STジョンストン戦です。
レンジャーズはジェラード監督がアストンビラへ引き抜かれたため、おそらく士気は下がっているでしょう。
つまりセルティックが今の調子を維持できれば、間違いなく彼らを追い越すことは可能です。主力選手がケガしないことだけ気を付けてほしいですね。





