敵地、ノルウェーでの第2戦。雪が積もっていてかなり肌寒そうです。セルティックは最低2点差をつけて勝つ必要があります。

 

ポステコグルー監督はこれまで以上にスタメンをいじってきました。ハードな日程でもローテーションで戦い抜けるチームを強調していますが、さすがにジョタ旗手マクレガーユラノビッチヴィッカースらをベンチに置くのは相手を舐めている気がします。ローテーションはスタメンとベンチに実力差がないチームができることであって、今のセルティックは正直やっていいレベルではないと思います。

 

試合について、ボデ/グリムトは1legでの勝利でできた貯金があるにも関わらず、前から積極的にプレスを掛けてきました。勇敢な戦いぶりというのは変わらず、その姿勢が良い結果を生むというのを理解している印象です。

 

そして9分、ウェルシュのパスがカットされ、ボデ/グリムトがハーフウェーライン辺りから一気にカウンター。前の試合の先制点と同様、数的不利に持ち込まれ、その結果あえなく失点。後方の選手の中にビルドアップができる選手がいないのが痛いですね。


この試合ヴィッカースに代わり久々のスタメン出場だったウェルシュについて、ヴィッカースと比べると守備の能力が劣るのは仕方ないことかもしれませんが、ビルドアップ能力に関しても正直スターフェルトより劣る印象です。まだまだ若いですしアカデミー出身の選手なので個人的には推していきたいですが、スターフェルトよりも序列が下がるということに関しては、悔しいですが納得せざるを得ないようです。

 

1leg同様に早い時間帯での失点。次ラウンド進出へ絶体絶命。

 

ただボデ/グリムトのDF陣に関してもセルティックの前からのプレスに苦しんでおり、その後の展開としては、両チームとも相手DFラインでのパス回しを潰すといった、相手の痛いところを突きあう窮屈な試合だったと思います。

 

セルティックは初シュートを打てたのが前半39分であったように、攻撃が上手くいっていないのは明らかでした。右WGのフォレストは脅威となりきれておらずチャンスを生み出す予感がまったくしなかったですし、右WGの前田も相変わらず味方との意思の疎通が合わず、裏への抜け出しに苦労していました。

 

両サイドが機能しないと、当然CFで待っているジャコマキスも活躍できません。前回のダンディー戦はサイドからクロスが中へ通ったからハットトリックできましたが、そもそも中までボールが来ないとなるとどうしようもありません。

 

両WGがフォレスト前田だとこうなることはある程度予想できたと思うので、やはり初めからジョタを起用すべきだったと思います。彼が左WGでボールを持てば彼単独での怖さもありますし、彼の巧みなボールキープから左SBのスケールズがオーバーラップしてジャコマキスへ高精度クロスというのもあったのではないでしょうか。

 

後半からセルティックはOMFのロギッチオライリーを下げて、4-2-4の攻撃的な布陣で勝負。ただこれは1legとまったく同じ展開なので、やはりこうならないためにも最初からもっと何かできたのではという思いはあります。

 

66分、前田がGKとの1vs1を迎えるも、強く蹴ったボールはGKを超えてゴール外へ。改めてシュート技術の低さを露呈。

 

そしてその3分後、チームがかなり前寄りになっていたところ、後方のスペースを上手く突かれて2点目を献上。この時点で実質ゲームオーバー。

 

とどめとなる2失点目。ハートの長袖姿が新鮮でした。

 

その後は選手も諦めていましたね。時間だけが過ぎていき、そのまま2-0、合計スコア5-1でタイムアップ。完敗です。

 

 

この試合支配率は高いですが、シュート数は相手の方が倍あります。このデータが示すように、セルティックはもっとシュートを積極的に打っていくべきだったと思います。シュートが打てる場面でも確実性を重視して安全なサイドへボールを送るも、その後のプレーはシュートまでもっていけず、結局あそこでシュートを打っておくべきだったと後悔する場面が多かった気がします。

 

もしかしたらですが、ポステコグルー監督はこの大会にそこまで力を入れるつもりはなかったのではないでしょうか。リーグ戦との二足の草鞋の中、優先すべきはリーグ戦であり、この大会はあくまでローテーションを継続し、それで勝ち進められれば御の字、負けてもその後はリーグ戦一本に絞れるのでむしろ好都合と思っていたのではないでしょうか。この試合のスタメン、特に両WGの選択からはそんなことが想像できますし、本当に勝つ気があったのかと疑いたくレベルでした。

 

国外で良い成績を収められてこそ、そのチームは歴史に名を刻むことができると思うので正直残念です。さらに同日行われたELでレンジャーズが強敵ドルトムントを倒してベスト16進出を決めたという事実も、より悔しさを増幅させます。

 

地元のファンの中にはこの敗戦を素直に受け止めてポステコグルー監督を支持している人が多いようですが、もっと何かできたのではないかという気がしてなりません。ボデ/グリムトが強かったというのも事実です。しかし持ち駒を考えるとセルティックの方が明らかに上のレベルだと思うので、采配ミス、つまりセルティックの自滅という表現の方が近いのではないでしょうか。チームはまだ成長期だからという理由で片づけてしまうのは間違いだと思います。

 

セルティックの今シーズンの国外での挑戦はこれで終了。

 

次の試合は2月27日(日曜日)21:00キックオフ、ハイバーニアンとのリーグ戦です。

 

こうなったらとにかくリーグ優勝です。