セルティックOBのマロニー監督率いるハイバーニアンとの試合。

 

前節のヒーロー、ジャコマキスがケガで離脱のため、CFには前回左WGだった前田が入りました。前田のサイド起用には反対だったのでありがたいですが、かと言って中央が通用するかというと微妙なので、ケガの古橋アジェティの復帰であったり、彼に代わってCFを務められる選手がほしいところです。

そしてハイライトです。

 

 

 

 

序盤からホームのハイバーニアンが、予想以上に押し気味の良いリズムで試合を進めていました。対するセルティックはなかなか出し手と受け手でパスが合わなかったりと凡ミスが目立った印象です。日頃のローテーションの影響か、なかなか個人間で連携を深める機会がないということもあるのでしょうか。

 

パスミスは特に左サイドのジョタの辺りで気になりました。左WGのポジションはこれまで前田が比較的多く務めていたところなので、足下にほしいジョタと裏にほしい前田とで、出し手がその違いに対応できなかったというのもある気がします。


ハイバーニアンはセルティックのパスをカットしてから良い攻守の切り替えができていたので、あとはCFのニスベットがどれだけ上手くボールをキープし前へ繋げられるかだと思います。

 

しかし26分にそのニスベットが負傷し、代わりにドイッジが入ります。

 

前半のセルティックはゴールの匂いがほとんどしませんでした。唯一、右サイドからの攻撃が機能していたでしょうか。右WGのアバダは年明けから明らかに実力アップしており、個人での突破はもちろん、コンビを組む右SB(この日はユラノビッチ)との連携もスムーズで、確実にクロスを上げきれていました。

 

日々成長するアバダ。欲を言えばもっと得点力がほしいところ。

 

 

後半もハイバーニアンのペース。ニスベットの代わりに入っていたドイッジですが、ニスベットよりも高くフィジカルがあるため、彼の投入で逆にハイバーニアンの攻撃力が増したと思います。またSTの若手ジャスパーのドリブルもなかなかの脅威でした。

 

セルティックはやはりジョタが居心地が悪そうでしたし、それがチームの停滞感に繋がっていたと思います。彼の周りが前田テイラーというのはサポートするにはやや役不足であり、彼らではなくジャコマキスユラノビッチの方が攻撃のリズムは良くなっていたと思います。

 

日本人選手の加入で若干影が薄くなったジョタですが、クオリティは相変わらず別格。

 

前半は得点の匂いが感じられなかったために引き分けの予感でしたが、後半はハイバーニアンが良くなったというのもあり、、敗北の予感がしました。

 

78分、セルティックはテイラーのクロスからアバダが決定的なシュートも、これはGKメイシーがファインセーブ。

 

ハイバーニアンも81分、ハーフウェーライン辺りでボールを奪ったこの日CBのドイグが圧巻のドリブル突破からシュートも、惜しくもサイドネット。これが決まっていれば伝説になっていたのではないでしょうか。

 

ゲームはさらに終盤に差し掛かり90分、自陣ゴール付近でFKをとったセルティックは急いで前へ蹴りだしたいところですが、GKハートは近くのスターフェルトへ小さいパス。そして最終的にはハイバーニアンの前からのプレスに屈しCKを献上。

 

このシーンが象徴するように、この日のセルティックには勇気が欠如していました。別にこの日に限らず、ポステコグルー監督が就任してから根付く厄介な問題なのですが、確実に繋ごうとする意識が強すぎるあまり、消極的で逆にマイナスなものになっています。何度も書いていますが、もっと偶然の産物というものに頼ってみてもよいのではないでしょうか。論理的ではないかもしれませんが、ゴールというものは全て狙って決まるものではないと思います。むしろ大半は意図せず生まれるものなのではないでしょうか。

 

この日のセルティックは勝利に値しませんでしたし、むしろ変に勝って問題から目を背けるよりかは良かったと思います。

 

結局0-0のスコアレスドローの一戦で勝ち点2を取り損ないましたが、その後のレンジャーズもマザーウェルと引き分けたため、結局勝ち点差は変わらず3のままです。

 

 

個人としてはキャプテンのマクレガーに関して、今の彼はアンカーの位置で潤滑油としてチームのバランスを取る役割に徹しているので、もし今日のように攻撃が機能しないというときは、彼のポジションを一列上げてみてもいいと思います。もともとアンカーに固定されたのはポステコグルー監督が就任した今季からで、それまではもっと攻撃的に振る舞い攻撃センスを遺憾なく発揮していたので、チームの攻撃のアイデア不足を考えると、十分考えてもいい選択肢なのではないでしょうか。

 

最近はフェイスガード姿での出場が定着してきたマクレガー

 

先日のECLからの敗退でスケジュール的にはかなり余裕ができたと思うので、これからはローテーションでなく、本当にベストな11人で戦っていきたいですね。そして次回はこの日の反省を踏まえて、もっと勇敢にいってほしいです。