前節のもどかしいスコアレスドローに終わったハイバーニアン戦から、スタメンの変更はロギッチオライリーのみ。正直もっと他の選手を見たいという思いはあり、特にDMFソロは最近めっきり出場機会がなくて残念です。プレシーズンの時点ではかなり出場しており今シーズンの軸になると思っていましたが、結局ベンチ入りもままならないままシーズンを終えそうですね。

 

STミレンの方は、キーマンのOMFロナンが出場停止。活躍中で勢いのある若手らしいので、じっくり見てみたかったです。残念です。

 

またSTミレンの布陣に関しては、5-4-1でフィジカルの強い選手が並びます。前回の対戦では最後までその守備の壁を崩せず0-0の引き分けに終わったので、今回はそのリベンジマッチでもあります。

試合のハイライトです。

 

 

 

 

前半8分、ジョタのクロスを相手CBダンがクリアし損ね、彼に当たったボールはクロスバーへ。

 

早い段階から感じましたが、STミレンの守備は前節のハイバーニアンよりは脆そうです。相手の両SMFは守備意識が低いため、セルティックは簡単に彼らのサイドを突破できていました。サイド深くまで侵入した後、彼らのカバーしていないペナルティアーク付近がかなり空くため、セルティックはそこからいくつかのシュートが打てていました。

 

CFの前田へは前節以上にボールが渡り、裏へのスペースを意識してもらえているという印象はありました。ただセルティックが相手ゴール前まで押し込み、ゴール前に人が密集してスペースがないという状況になると、やはり彼の良さが出ず、物足りなさを感じました。

 

前半30分辺りから、なかなか良い形を作れずバックパスの多いセルティックに対し、サポーターが不満を露にするようになりますが、現在リーグ首位であること、そして時間帯を考えると早すぎるような気もします。そうすることでサポーター自身の不満もより溜まり、逆に発散することができていないのではないでしょうか。

 

サポーターの気持ちは十分分かります。もっと勇敢に前へ前へ攻めていけということであり、僕も同意見です。

 

後半も同様、もしくはそれ以上に、バックパスに対して容赦なく不満を浴びせるサポーターですが、選手もその圧を感じ、それまで以上に前へと進んでいるように思います。多少の恐怖・威圧感はありますが、もはやサポーターが選手のプレーを強制するような、日本では味わえない特別な雰囲気だと思います。

 

そして55分、FKからのこぼれ球をCBヴィッカースがボレーで突き刺し、セルティックがついに先制。ヴィッカースはゴールが決まった瞬間本当に嬉しそうでしたし、スタジアムの息苦しかった雰囲気を考えると、ここまで待望のゴールはなかなかないと思います。

 

ゴールの形に関しては、ただパワープレーのこぼれ球を決めただけの、戦術なんてまったく関係ないゴールです。つまりサポーターの言う通り、とにかく勇気をもって攻めれば、いつかは運が見方してゴールは決まるということなのではないでしょうか。欧州4大リーグでそれが通用するかは分かりませんが、少なくともスコットランド国内に関しては、とにかくそんな勇敢さが一番重要な気がします。

 

デビュー戦でゴールを決めて以来、2ゴール目のヴィッカース

 

 

失点後反撃を目指すSTミレンですが、なかなかシュートまでもっていけず。そもそもあまり人数を掛けて前に出てきていませんでした。セットプレーを獲得することができれば、持ち前のフィジカル・高さを生かして同点の可能性はあったかもしれません。

 

セルティックの先制後はサポーターからの不満も多少治まっていましたが、10分も経つと再び生じ始めました。

 

1-0で勝っているので別にそこまで急いで攻める必要はないと思うのですが、サポーターはどんな時でも前へのプレーを要求するようです。ただそうなると、パスサッカー自体彼らの求めるものに反することになると思うので、ポステコグルー監督のサッカー、そもそも現代のサッカーは彼らには向いていないような気もします。

 

最近調子の良くない旗手ですが、この日はこれまで以上に精彩を欠いており、サポーターも彼の異変に気付いていました。自信をなくしているのか、なかなか思い切りの良いプレーが見られず、チームの中では一番サポーターの標的になっていた印象です。

 

不調の旗手。移籍直後が出来過ぎていただけなのか、それとも疲労の問題でしょうか。

 

そんな嫌な空気が再びスタジアムを覆い始めた中の81分、クロスのこぼれ球に対してマクレガーが思い切りよく左足を振り抜き待望の追加点。ビトンの途中出場に伴い、アンカーの位置から一列前へポジションを移動させたのが大きかったですね。

 

ヴィッカースと同様、今季リーグ戦2ゴール目のマクレガー

 

 

さらに84分にはジョタに代わって、神童デンベレが久々のピッチへ。これにはサポーターも沸いており、少しは彼らの不満も解消されたのではないでしょうか。

 

ケガから復帰して今季初出場のデンベレ。神童ももう19歳。

 

試合はそのまま2-0でセルティックがリーグ戦2試合ぶりの勝利。STミレンはそもそもそこまで勝つ気がなさそうだったので、そんな相手にここまで苦しめられたのは残念です。

 

 

レンジャーズも勝利したため、勝ち点差は3と変わらず。ただレンジャーズは今後ELの試合も残っているので、リーグ戦が残り9試合ということも含めると、セルティックの優勝の可能性は少しずつ高くなっている気がします。

 

 

次の試合は3月7日(日曜日)21:00キックオフのリビングストン戦です。

 

リビングストン相手には今シーズン2試合戦って1分け1敗と未勝利なので、何としても倒したい相手ですね。

 

ジャコマキスがケガから復帰するようなので、前田が機能していない中、彼がどれだけ自分の存在を魅せつけることができるのか注目したいです。