開会式を見ていると、いよいよあのW杯が始まるんだと緊張してくる。テレビの前で見ているだけの自分がこれなら、出場する選手たちの緊張は計り知れないだろう。

 

国歌斉唱でのカタールの選手たちの様子を見ると緊張は目に見えて伝わってきて、動きが硬くなりそうな予感。逆にエクアドルの選手はブラジル代表のような熱唱ぶりで、決して委縮していない。

 

開始早々のゴールがVARで取り消しになったのはカタールにとって幸運だったが、その後にあっけなくPKから失点。開幕式で盛り上がったカタール国民は一気に冷めただろう。ミスの続くカタールのGKの動揺が目に見えて辛い。


そしてエクアドルが2点目。史上最悪の開催国の予感。

 

カタールの観客の様子を見てもサッカー熱は薄そうで、途中で帰るはスマホはいじるはイヤホンはしてるはもうメチャクチャで、サッカーの文化がまだ根付いていない印象である。ターバンを巻かずに半袖で応援するサポーターグループのような集団もいたが、彼らとあまりに対照的なためサクラではないかと疑ってしまう。

 

W杯という国民のサッカーに対する関心が最も大きくなるイベントでカタールが結果を残さない限り、カタールのサッカーが今後発展することはないだろう。

 

つまりこの試合はカタールサッカーの未来を担った一戦であり、だからこそカタールは浮足立っている場合ではないのだ。

 

幸いにも後半は前半よりも落ち着いたが、逆に緊張という理由でうやむやになっていた両チームの実力差がより明白になった印象もあり、史上最悪の開催国という予感が確信へと近づく。

 

結局0-2での敗戦となったカタールだが、サッカーの内容だけでなく気持ちの面でも負けていたのが残念だった。労働環境や開催時期で批判の声が多い分、せめてサッカーの試合というメインの部分で成功しないと、本当になぜカタールで開催したのか分からなくなってくる。