世間評を見た感じではあるが、ブラジルはここ10年の中では最も優勝に近いレベルにあるよう思う。

 

セルビアも面子だけ見ればこれまでで最も躍進の可能性がある気がする。試合を見ても、相手がブラジルということに臆することなく、堂々と自信をもってプレーしているのが伝わってくる。

 

しかしどれだけ集中してセルビアが守っても、ブラジルの攻撃を封じるにはやはり一筋縄ではいかない。

 

前半は所々であったセルビアの穴が、後半はより多く、深くなり、決壊寸前のところまで追いつめられた。

 

頼みのカウンターもミトロビッチがブラジルのCBに封じられ、逃げ場すら失ってしまった。

 

そしてついにブラジルがリシャルリソンのゴールで先制、さらに再びリシャルリソンが今度はアクロバティックに追加点。

 

試合を通じて枠内シュート0に終わったセルビアだが、後半ロスタイムにストイコビッチ監督がベンチに下がってしまったことが象徴するように、チームとしてのまとまりはないように感じられた。

 

ミトロビッチのポストプレーに関しても周りのサポートや連動して崩すというプレーが見られず、どんなに個々の実力が高くてもチームに結束力がないというのは、今回のW杯では致命的であるように思う。

 

逆にブラジルはゴールをベンチメンバー含めてみんなで祝っており、毎回そうではあるものの、今回はより結束力を強く感じた。

 

プレー内容に感じてもFW含めチーム全員で守っており、途中出場の選手もはつらつとしていたように思う。

 

W杯に関しては、過去を振り返っても開幕前から優勝候補と言われている国が確かな実力を示して優勝するというパターンが多い気がするが、この試合でブラジルはその通りに大勝を収めた。

 

ネイマールやチッチ監督が恐らく最後のW杯ということで、その後の数大会は厳しくなることを考えると、今回で決めたいところである。