カタールは序盤は良かったのだ。

 

スタメンをほとんど変えず、守りも前回より一層集中しており、勝利を目指そうという強い意志が感じられた。観客もこれまで以上に沸いていて声援に迫力があった。

 

それだけに失点後が本当に残念だった。

 

時間が経過するにつれて疲労の色が濃くなるのはしょうがないが、それならそれを補うだけの策は講じる必要がある。

 

交代選手でチームを活性化させたり、チームのフォーメーション自体を変えて前寄りにしてもいい。

 

特に2つ目の失点の後は1点でも取り返す必要があるので、いつまでも5バックでダラダラとプレーしているのではなく、捨て身になってでも、死に物狂いでゴールを目指していってほしかった。

 

自国開催はもちろん、W杯出場自体がカタールにとって今後あるかないか分からないのだ。1分1秒でも無駄にするべきではなかった。

 

そもそもメンバー全員が国内リーグでプレーしているという点で懸念すべきだったのかもしれない。W杯の準備に半年費やしたということでチームとしての成熟度、団結力は上がっただろうが、所詮は井の中の蛙である。

 

国内では味わえないであろうレベルのサッカーを前にして、自分たちのプレーに少しずつズレが生じ、様々な場面での負けが積み重なった結果、0勝3敗という史上初の悲劇を招いたのではないかと思う。

 

結局のところ、カタール代表は精神的に肉体的にもW杯を戦う準備ができていなかった。しかし負けるにしてももっといい負け方はあっただろう。

 

FIFAは今回の失敗を教訓に、このような事態は二度と起こしてはいけない。FIFAの金儲け主義は今更批判する気もないし、そもそも彼らはそうやって生きてきた上でFIFAに入り同じことをしているだけで、人としてはまったく矛盾していない。

 

しかし金儲けのプロならば、他にもっと上手いやり方はあったはずだ。そこはちゃんと成功させてほしい。