バトルオブブリテンということで、GSの中では特に楽しみにしていた対戦カードである。

 

前半はウェールズも何とか粘り強く守り抜いていたが、イングランドの後半の立て続けの2得点により、一瞬にして敗北を余儀なくされてしまった。

 

前半全く走らなかったベイルに対しては、後半に向けて力を温存しているのだろうと期待していた分、ハーフタイムで下がってしまったのはさすがに失望した。クラブでもそうだが、ついには代表でもモチベーションを失ってしまったのだろうか。

 

ウェールズにはせめて球際などの部分で気持ちを見せてほしかったが、その球際で勝負する機会も与えてくれないほど、今のイングランドは強い。

 

初戦のイラン戦でも感じたが、イングランドは計画通りに巧みにプレーし、そしてそのまま試合を遂行してしまう。

 

注目すべきはなかなかゴールを決められなかった前半で、普通ならそこからチームをいじったりすると思うのだが、今のイングランドにはそういったブレが一切ない。

 

ただ自分たちのやってきたことを信じ貫いて、そして結果を出してしまう。スペインにも同じことを感じたことだが、そういったチームは強いのだろう。

 

優勝を目指すということで、これまでのそういった計画通りに物を進められている点は大きい。かなり層が厚い分、誰が出てもチームのレベルをベストに保つことができるというのは、ほとんどのチームにないイングランドだけの長所である。

 

この日2得点のラッシュフォードをいとも簡単に下げたという点でも、あくまでチームとして戦っていくという姿勢が見て取れた。

 

唯一残念なのは、計画通りであるためプレー形式的で面白みがないという点である。

 

決勝トーナメントを上がっていくに従い、いずれは自分たちのやりたい通りにできずもがくシーンも出てくると思うので、早くそういった、焦るイングランドが見てみたいものだ。