4大会前の因縁対決ということで注目していたが、予想通りかなり白熱した試合となった。

 

両チーム勝ち点3がほしかったというのもあり、勝利だけを目指して必死にプレーしていた。その分、あわや乱闘というシーンもあり、それが両チームの今の状況と過去の因縁を物語っていた気がする。

 

ガーナのクドゥスという選手はかなりレベルが高かった。ボールを持てば必ず何かしてくれるような存在で、そして序盤にPKを獲得してみせた。

 

しかしそのPKをウルグアイのGKロチェが止めたことが、ウルグアイをさらに勢いづかせてしまった気がする。

 

ウルグアイの2点は共にデ・アラスカエタという知名度と背番号が釣り合っていない選手が決めた。形としても、タッチを少なく、縦へ早くといった、前回の敗戦から修正してきたようないい攻撃だった。

 

後半はガーナのボールを持ち、ウルグアイは守る時間が長かったが、これも先程の2点を生み出しやすい、ウルグアイの得意な戦い方だろう。ベンチの選手からも笑顔が見えた。

 

MFのバルベルデはかなり勢いのある若手だと聞いていたが、これまでの3試合でそれがよく分かった。

 

最近のサッカーではミドルシュートが少なく、例えばCKのこぼれ球なども打たずにサイドへ繋ぐシーンがよく見られるが、個人的にはそういうところではもっと打っていってほしい。繋いだ方が最終的にはゴールの確立が高くなるというのは分かるが、見る側としてはスーパーゴールも見たいものである。

 

バルベルデはそんな期待に応えてくれるような数少ない選手のうちの一人であり、そもそもシュートが上手く、そっちの方がゴールの可能性が高いから打ってくれるのであろう。それでも、彼を含め、ジェラードやランパードなど、シュートを遠目からでも打ってくれる選手は、自分が決めなきゃ誰が決めるんだという、チームの核であることを認識しているような責任感が感じられ、とても頼もしく見える。

 

そのバルベルデがチームをを引っ張り勝利に貢献したが、韓国がポルトガルに勝利したことで、ウルグアイはいきなり天国から地獄へ突き落とされてしまった。

 

終盤の展開はこれまでの試合の中では最も熱かった。ウルグアイは国民性もあるだろうが、勝利への執念は物凄かった。

 

次につながる、勢いが出てきた中での敗退となったのが残念であり、ベスト16でのブラジルとの試合は韓国よりもウルグアイの方が見たかったが、ここは韓国の進出を称えるべきだろう。開催国のカタールを除き今大会アジア勢が韓国以外勝利しているというプレッシャーは物凄いものだったと思う。