日本人は、かつて活字に弱いと言われていました。
それは、字が読めない書けないと言う意味ではなく、書籍などになっているものに対して疑いの眼差しを持たない。と言う習性があったからでしょう。
つい最近でも、老人にアガリスクを売るための洗脳の手段として、まるで全ての病気が治るような事を書いた書籍を渡すという手段が用いられました。
このように情報操作どころか、嘘が平気で書いてある事がニュースで頻繁に言われるようになったため書籍に書いてある事を鵜呑みにする人も少なくなってきてると思います。
では、嘘の情報が入らないようにするために書籍を読むのは辞めた方がよいのか?
これは違います。
情報が入らないと、嘘だと見抜けないのです。
最近、ある実験の結果が全く別の結果として扱われた記事がありました。
しかも、どちらも有名な権威ある雑誌です。
それは、モチベーションと金銭の関係なのですが、
一つの記事は、お金を上げるとモチベーションが上がると書いてあり。
もう一つは、全く逆のお金を上げるとモチベーションが下がると結論づけていました。
しかし、この二つの記事は、その理論の証拠として、全く同じ実験結果を記載しているのです。
実験の内容は、
ボランティア作業の報酬として、お金を全くもらえないグループと、
お金をたくさんもらえるグループと
少しだけお金をもらえるグループの成果は、どうだったか?というものでした。
結果は、もちろん三つあり、
お金を全くもらえないグループが一位。
お金をたくさんもらえるグループが二位
お金を少しだけもらえるグループは三位でした。
実は、始めの二つの記事は、実験で得られた結果三つのうち、二つしか紹介していませんでした。
一つ目は、二番と三番を比べ、「お金を上げるとモチベーションが上がる」と結論づけ
もう一つの記事は、一番と二番を比べ、「お金を上げるとモチベーションを下げる」と結論づけたのです。
私から言わせれば、どちらも不正解です。
この二つの記事は、不都合な真実を公表しない事により、自分にとって都合のよいデータに作り上げてしまったわけです。
何度もいいますが、一般的な(駅やコンビニに置いてあるレベルの)ビジネス雑誌での話です。
このような事は軽いジャブなら、本当に日常にあふれています。
物事には二面性があります。
サイコロの目は、見えてる方が1なら、裏側は6です。
多面的な情報を手に入れて、自分で組み立てなければ真実は見えてきません。
正直者とは、真実を発信する人で、うそを鵜呑みにしてしまう人ではありません。
くれぐれも、幅広い情報収集を心掛けて下さい。