”また避難所「うんざり」 気仙沼の仮設住民不安な夜” | Love & Peace 2011

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3.11
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”河北新報”↓
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120504t75010.htm


また避難所「うんざり」 気仙沼の仮設住民不安な夜

毛布にくるまりながら不安な夜を過ごす避難者=3日午後10時ごろ、気仙沼市田中前4丁目の条南中体育館

 仮設住宅から、また避難所へ-。大雨による河川の増水で3日夜、気仙沼市は仮設住宅2カ所を含む2205世帯、5258人に避難勧告を出した。住民たちはうんざりとした表情で、避難所の夜を過ごした。
 気仙沼市は午後10時、中心部を流れる大川、渋抜川近くの住民に避難勧告。対象地区にある神山公園仮設住宅(17世帯、33人)と田谷公園仮設住宅(20世帯、41人)では、住民が車に分乗するなどして避難所に急いだ。
 渋抜川に近い神山公園仮設住宅に住む公務員尾形光三郎さん(64)は「仮設が川に近いので、大雨になれば避難するのは当然。不満を言っても仕方がない」と、あきらめ顔で避難所に向かった。
 避難所に指定されている条南中体育館には午後10時半ごろまでに、約70人が集まり、持ち寄った毛布にくるまりながら、天候の回復を待った。
 借り上げ仮設住宅に住む無職の女性(60)は「震災で自宅を流された。避難勧告が出ればどうしても恐怖を感じる。こんな生活がいつまで続くのか」と嘆いていた。
 気仙沼市内は午後6時すぎから、たたきつけるような大雨になった。仙台管区気象台によると、午後7時から1時間の雨量は31ミリに達した。
 このほか、宮城県大和町も午後8時、吉田川の増水で川沿いの10地区521世帯、2052人に避難指示。防災無線や広報車を通じて誘導し、午後9時半までに255人が3カ所の避難所に集まった。

◎GW後半雨・渋滞「疲れた」
 大型連休後半は3日、荒天の下でのスタートとなった。高速道路のパーキングエリア(PA)やJRの駅には、うらめしそうに空を見上げる家族連れの姿が目立った。
 日本道路交通情報センターによると、東北自動車道の下り線で、安達太良サービスエリア(本宮市)を先頭に約42キロの渋滞が発生するなど各地で混雑した。宮城県村田町の菅生PAでは午前から夕方にかけて、入り口付近に車列ができた。
 さいたま市の無職菊池武巳さん(62)は午後2時半ごろ、約9時間かけて宮城入り。気仙沼市の親類宅を訪ねる予定だったが、「家を出るときも雨が降っていて、雨雲と一緒に移動してきた感じ。疲れたので今夜は塩釜市の実家に泊まることにした」と話した。
 東北新幹線は車両停電による遅れも加わり、JR仙台駅は荷物を抱えた人であふれた。下りの自由席乗車率は午後、軒並み100%を上回った。
 家族4人で京都市の実家に向かう仙台市太白区の会社員柴田卓也さん(38)は「乗る予定だった電車が遅れてしまい、東京駅で乗り換える指定席をキャンセルした。いつもより疲れる旅になりそう」と話していた。

◎東北新幹線停電上下10本に遅れ
 3日午前6時10分ごろ、東北新幹線郡山-白石蔵王間で停電が発生し、JR東日本は同区間で最大1時間にわたって上下線の運転を見合わせた。この影響で上下計10本に最大39分の遅れが生じ、約4000人に影響した。同社は、福島駅付近で鳥の巣のようなものが送電線に触れ、漏電を起こしたとみて、詳しい原因を調べている。


2012年05月04日金曜日