次の四柱命式は韓国のTOP5大企業の主力系列会社の副社長の命式です。原局に官運がない彼は、どのようにして出世できたのでしょうか?
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時 |
日 |
月 |
年 |
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天干 |
甲 |
甲 |
乙 |
癸 |
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地支 |
戌 |
戌 |
丑 |
丑 |
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藏干
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辛 丁 戊 |
辛 丁 戊 |
癸 辛 己 |
癸 辛 己 |
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大運 |
79 |
69 |
59 |
49 |
39 |
29 |
19 |
9 |
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傷官 |
偏財 |
正財 |
偏官 |
正官 |
偏印 |
正印 |
比肩 |
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丁 |
戊 |
己 |
庚 |
辛 |
壬 |
癸 |
甲 |
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巳 |
午 |
未 |
申 |
酉 |
戌 |
亥 |
子 |
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食神 |
傷官 |
正財 |
偏官 |
正官 |
偏財 |
偏印 |
正印 |
30代後半にすでに韓国の5大大企業の専務に特別採用され、その後世界的なIT企業の韓国支社長まで歴任しました。特A級のサラリーマンですから、官運が良い人であることは間違いありません。ところが、四柱原局には正官や偏官が一つもありません。では、蔵干にある正官「辛」のために出世したのでしょうか? 一応答えは「はい」です。そして、蔵干に正官の辛が四つもあるのを見たならば、すでに大変な実力者です。ただし、もう一つ言及すべき点があります。地中に埋もれている蔵干の文字が有効に使われるためには、大運や歳運においてその蔵干の長所を引き出す気運が入ってこなければ、その潜在力が世に現れることはないという点です。
したがって、この事例も大運の流れが出世の核心です。原局を一つ一つ分析してみましょう。日干は甲であり、松の木にたとえられます。大木らしく天に高く伸びることを好みます。リーダーシップがあり、万事において主導的な性格です。先に学んだように、原局が寒すぎたり暑すぎたりすると調候用神が必要となります。丑月の戌時に生まれたので、太陽暦で1月初めから2月初めの間、午後7時から9時の真冬の夜に生まれたことになります。寒い季節の松というわけです。したがって、調候用神として火が必ず必要です。日支と時支の「戌」の下にはそれぞれ蔵干「丁」があります。地中の火種なので用神としての質は弱いですが、二つあるので無いよりはましです。ただし、原局の八字に現れておらず蔵干にしかないため、大運や歳運で暖かい五行が巡ってきて初めて満足できる水準で調候用神の機能を果たします。身強・身弱の分析をすると、「丑」は正財、「戌」は偏財であり、原局の地支のすべての文字が財星で、日干が求める「財物」に当たります。この過程で日干は自らの力を使うので、命式を身弱にします。
日干の気を助ける<甲・乙・癸>がありますが、地支がすべて正財と偏財なので、総合的に判断すると身弱の命式です。身弱の命式では抑扶用神の候補は「水」や「木」ですが、原局の<甲・乙・癸>は地支に根が弱く、用神としての品質が低いです。蔵干にある「癸」が多少の助けにはなりますが十分ではないと考え、大運や歳運で「水」や「木」が巡ってくるのを待ちます。初年の大運を見ると強い水の気が溢れています。<子・癸・亥・壬>へと続き、正印・偏印が身弱な木を生じます。初年の正印・偏印は学問運です。一度も浪人せずに韓国で最も優れた大学である国立ソウル大学に入学しました。もちろん、調候的に火の気が弱いのは惜しいところです。しかし、原局の天干に丙や丁がある状況で大運に強い水が入って原局の火を消すよりは、原局に火が全くない方がむしろ良いのです。とはいえ、20代後半まで調候的に火がないという惜しさはキャリアの頻繁な変化につながりました。
もちろん、他人から見れば羨ましい学歴ですが、さらに勉強を続けようと大学院に進学し(修士号)、最終的には学者の道ではないと判断して外資系コンサルティング会社に就職しました。しかし、業界で最も有名な、いわゆるTier 1グループの会社への就職には失敗し、その次のレベルの会社に入りました。紆余曲折の末、数年後に再び新入社員として望んでいた有名なコンサルティング会社に就職しましたが、しばらく勤めた後に転職し、留学を準備しました。米国MBAに進みましたが、やはりハーバード、ウォートンスクール、スタンフォードなど最上級の大学への進学には失敗しました。2003年の癸未年の秋に留学を準備しましたが、この時、大運・歳運・原局の地支が「丑・戌・未」で三刑を形成しました。もともと土の気が過多なのにさらに土の力が強まり、しかも三刑殺を成したため、望む結果を得られませんでした。その後、2005年の乙酉年に米国で当時急成長していた有名企業のインターンとして働くことになり、2006年の丙戌年に正社員として就職しました。乙酉年の「酉」を単純に解釈して「正官」の運だから、この時得たインターンの職が翌年の就職につながったといっても結果的には正しいです。ただし、本当の理由はそれほど単純ではありません。
主人公は身弱の命なので、正官運の扱いには注意が必要です。誤って使えば日干を「剋」してしまい、身弱な日干は傷つく恐れがあります。しかし幸いにも、この命式の原局構造を見ると正官運は良く作用します。なぜでしょうか。
「酉」は地支の「丑」と「巳酉丑」の三合の半合を成し、「金」の気を強めます。命式の欠点は「土」の気が過多なことですが、強い「金」の気は「土生金」によって過剰な「土」の気を引き出してくれます。「土」から生を受けた「金」はさらに強くなり、その強い「金」の気は「水」を生じます。連鎖的に日干である「甲」も強められ、身弱だった命式の問題が解消されるのです。これが2005年に貴重なインターンシップの席を得て、その後の正規職へとつながった理由です。もちろん正官運が「酉」であったため就職につながったのは事実ですが、単に正官運だから就職がうまくいったと解釈するのは危険です。2006年の「丙戌年」において、「丙」が寒い季節の命式に調候的に良かったことも、この時期に正規職のオファーを受ける助けとなりました。
歳運を分析する際の重要な技術があります。例えば丙戌年なら、「丙」に当たる歳運の天干がその年の上半期に先に影響を及ぼすという点です。天干は速く軽やかに動き、地支は遅く重く動くためです。この部分は天干と地支の合・沖にも影響しますので覚えておくと良いですが、まずは「歳運では天干の効果が早く体感される」とだけ記憶しておいてください。
主人公は2006年(丙戌年)の正規職就職に喜びましたが、適応するまでには大変苦労しました。後半に強まる「戌」が有利な運ではなかったからです。 この命式のハイライトは39歳から始まる20年間の官運です。命式には「土」が四つもあり、身弱の命を作ることが欠点でした。しかし「辛酉」「庚申」と続く大運は非常に強い「金」の気であり、強すぎる「土」の気を十分に吸収します。つまり「土生金」が円滑に働くのです。旺盛な「金」は「水」を生じ、「水」は日干である「甲」を生じます。この気が非常に強いため、この時期は職業的に黄金期となります。
この変化をもたらす大運は正官10年、偏官10年の官運であり、この時期に組織のリーダーとして大きな成功を収めるのです。満39歳から始まる「辛酉」大運の期間中、2012年(壬辰年)には主人公は30代後半で大手企業の専務として特別採用されました。この時期には調候用神は考慮せず、抑扶用神で勝負するのです。「辰」という字は大運の「金」の気、歳運天干の「壬」とともに「土生金」「金生水」とつながるので大きな問題はありませんが、「辰戌沖」による多少の混乱はあります。転職して初期に適応するのに苦労した理由がここにあります。
もちろん命式に調候用神がないことは惜しい点です。もし「火」の気まで完璧であったなら、当時の会社でさらに順調に昇進していたでしょう。しかし様々な事情により、数年後には別の有名企業の幹部職へと転職します。新しい会社で3年ほどを過ごした後、外資系企業の韓国支社長に就任しました。大運の力によって高位職を維持し続けますが、調候用神がないために企業内で初期適応が難しかったり、成果を上げてもその過程で苦労が多い状況に直面します。そして「己未」大運に入ると命式の「土」が過多となり、その力を削ぐ構造が成立しないため、この期間には外部的に華やかな経歴は終了するだろうと予測されます。
今日は身弱で寒い季節に生まれた命式が、大運の力によって出世する事例を見てきました。命式の原局に不足が多くても、自分に有利な大運がキャリアの核心期に巡ってくれば、出世できるという点を覚えておいてください。
それでは本日もお疲れさまでした。ありがとうございました。










