暑い日々が過ぎ去り、バイクでふらふらと散歩するには良い気候になった。




近くの海まで走ったり



山間の小道を散策したり

ほんの少しの距離でもバイクは楽しいものだ

何年、何十年乗っても飽きることなく楽しく思える自分は素晴らしいのか、それともバカなのかわからないけど、とにかく(モトクロスレースでの手術や入院とか除けば)大きな怪我もなくここまで乗り続けられたことに感謝している


で、話変わってヘルメットのこと


10月からショウエイが値上げをした

そしてアライは12月から値上げの発表


こりゃ値上げする前に買っておくしかないと思い、ライコランド福岡空港店まで


どれを買うのかは決めていたけど、カラーで凄く悩んだ


今使っているのがショウエイ Z7

カラーはホワイト



だから今度は白系以外のカラーを選びたいと思っていた

出来れば黒系、シルバー系が希望だ


しかし、対向車や周囲から認識されやすいのは白系であり、安全性を1%でも上げるならそれを選ぶべきだ


でも既にホワイトのヘルメットは持ってるし、また同色買ったらおもろくない


さてさてさて、どうしたらいい?

展示されているブラック系、シルバー系、ホワイト系のヘルメットの前で悩むこと3分


普段は即決めの自分が悩みに悩み抜いて選んだのがこれだ




アライ アストロGX 猫


ホワイトだけど、まっさらなホワイトじゃなくて、なんかよくわからん猫が描いてるし、これでよくね??って感じで決めた




しかし、帰宅して思った


お前、ホントに猫でよかったのか?


お前は猫好きじゃなくて犬好きではなかったのかと

ヘルメットを眺めながらの自問自答




そう、僕は犬派だ

猫より犬が好きな人間だ


小学生の頃、福岡のクソ田舎に住んでいた自分は学校の帰り道に野良犬を拾っては飼っていた


今の若者には信じられないだろうけど、そこらに野良犬はいた

僕の田舎にはゴロゴロいた

それを拾っては持ち帰り育てていた


そいつがいつの間にか子供を産み、一番多い時で9匹ほどお縁の下を寝蔵にさせて飼っていた


雷が鳴っている時だけ、家の中に上げた 

犬は雷を恐れてブルブル震える動物だからだ

犬たちが敷布団の中に入り込み、スペースを失った僕は畳の上で寝たこともあった


これを書いていてふと思い出した





あれは小学5年生の頃だ


町に犬を奪い去っていくとんでもないオッサンたちが出現したと友達の間で話題になった


僕らはそいつらを「イヌサライ」と呼んでいた

漢字にすると「犬拐い」だ


誘拐(ゆうかい)の拐の文字が入るくらいだから、凶悪な犯罪の匂いがする


イヌサライ……とんでもないオッサンたちだ


なんでも犬を捕まえてしてクルマに乗っけて去っていくらしい


実際に僕も軽トラに鉄格子の檻を載せて田舎道を走る怪しげなオッサン2人を目撃していた


やつらが噂のイヌサライに違いないと、なんとも言えない恐怖心を抱えつつ走り去る軽トラを観察していた記憶がある


現実に、あれほどいた野良犬たちがわずか1年ほどで姿を消していった




それから数年後、イヌサライの正体を知ることになる

あの犬誘拐凶悪犯罪者たちは保健所の人間だったと…

公衆衛生が進んできた時代で、野良犬を町から無くしていきましょう的な活動だったらしい



そんなこと、小学生だった自分が知る由もなかった

ただただイヌサライという凶悪犯に恐怖心をいだいていた、そんな少年だった


それはさておき




ほんとふざけた猫だ

なんで買ってしまったんだろう

なんで猫はあって犬はないのだ?

柴犬デザインのヘルメットなら僕は悩むこともなく、嬉々としてヘルメットを抱えていたに違いない


まあよい

兎にも角にも、これからセーフティライディングを心がけバイクライフを送っていきたい