--- 青柳いづみこ 『ピアニストが見たピアニスト』 p. 134. 白水社 (2005)
この言葉は、音楽家のためのメンタルトレーニングには「無意識」や「潜在意識」を切り離すことはできないという理由になるでしょうか。
私も、演奏には無意識の要素が深く関わっていると思います。
また、本番の演奏の出来は、練習時にいかに音楽が自分の潜在意識まで浸透したかによって変わってくるように思います。
練習していて、「あぁ、(潜在意識に)入ったかなぁ」と思えるところが一つの目安になると思いませんか?
そのような、音楽と、自分の無意識や潜在意識あるいは内発的な喜びとのつながりが強いと感じられるとき、「自信がある」ということになると思うのです。
自分を信じる理由を得ているという感じでしょうか。。。
もちろん、意識の力でしっかりとアクセルを踏んで、演奏を押し進めて行きます。
しかし、それだけではなく、無意識の力の扉も (いつも期待しながら) 開けておいて、同時に音楽がそこに引っ張られて行くことも大切なように思います。
もしかしたら、無意識の領域にあるものが目一杯解き放たれて、メンタルトレーニングの世界でゾーンと言われる、あの音楽の神様が降りてきたような演奏ができるかもしれませんから。
ピアニストが見たピアニスト/青柳 いづみこ

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