--- バーバラ・L・サンド 『天才を育てる ― 名ヴァイオリン教師ドロシー・ディレイの素顔』 p. 90. 音楽之友社 (2001)
ドロシー・ディレイ、3日連続の3連発です!
この言葉は、パールマンのように!速く弾きたいと願う生徒に対する指導法として述べたものです。
自分で自分にリミットをかけてしまうこと。能力に制限を自分でかけることは実はよくあることなのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに。。。
あの伝説のソプラノ、サザーランドは、高音練習で、その音程を知ってしまうと身体が固くなり出せなくなってしまっていたので、コーチが音程を知らせずに発声させていたらどんどん音域が拡がっていったという話がありますが、このディレイの方法と同じことですよね。
スポーツ界でも、松井秀喜選手は日本時代に「なぜ毎年毎年ホームラン争いが40本50本辺りになるのか。70本とか飛び抜ける年があってもいいはずなのに」と言っていましたが、これは、自分の能力を伸ばせるだけ伸ばせばいいものを、知らないうちに周りとの距離を図ってしまう危険があるということを述べているのだと思います。
私たち芸術のパフォーマーとしては、敵は存在しないわけですから「自分の能力に自分でストップをかける」ことがないように、またもっと言えば、「自分の成功が怖い」「成功を恐れる」という考えが自分内部にあるのか、あるならばそれはどのくらいあるかセルフトークやイメージを活用し把握して、なぜそう思うのかということはもちろん、その方向には行かないようにするには自分の価値観としてどうすべきなのか、考える必要がありますね。
天才を育てる―名ヴァイオリン教師ドロシー・ディレイの素顔/バーバラ・ローリー サンド

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