シューマンの言葉 | Mental Coach for Classical Musician :: (9月8日から http://mc4cm.blog.fc2.com に引越しています)

Mental Coach for Classical Musician :: (9月8日から http://mc4cm.blog.fc2.com に引越しています)

音楽家のためのメンタルスキルを考えるブログ。メインテーマは『メンタルスキルをどのように活用すれば、本番で最善の演奏に導けるか』です。

"道徳の掟は、また芸術の掟でもある。勤勉と根気があれば、きっと上達する。(中略) 芸術では熱中というものがなかったら、何一ついいものが生れたためしがない。芸術は金持になるためにあるのではない。一生懸命にますます偉大な芸術家になりたまえ。ほかのことは、自然にやってくる。"

--- シューマン 『音楽と音楽家』 p. 202. 岩波文庫 (1958)



これは、あのロベルト・シューマンが1849年1月に「子供のための小曲集」のために書かれた<音楽の座右の銘>のなかの一部分です。


今から163年前にシューマンが若い音楽家のために書いた<座右の銘>ですが、全く古い印象がなく、全くそのまま現代の若手音楽家にも通用すると思います。


ま、私たちが取り組んでいることがクラシック音楽ということもありますけど、この<座右の銘>、内容が普遍的なんですよね。


ところで、彼はイタリアオペラについて「貧弱な、どれもこれも同じような旋律、ことに近頃のイタリアのオペラの旋律など、早くおもしろがらなくなるように。」って書いていたのには笑ってしまいましたが。。。19世紀前半のイタリアってベルカント・オペラ最盛期でしたよね。。。


道徳の掟は、芸術の掟。芸術は人生の道のりと同じと考えるなら、そうなるのが必然でしょう。


道徳の掟が、スポーツの掟にはなるわけがないですよね。相手の裏をかくフェイント、相手の読みを外す配球、、、道徳感を出した瞬間に付け込まれそうです(笑)。


163年前にも、一流の音楽家が「熱中」の大切さを説いています。


熱意、情熱、執念?こういったものは、メンタルスキルでいうと、ゴールセッティングが主な担当分野ですが、音楽という芸術のためのメンタルとしては、自発的で自然に心の奥底から湧き出るような、つまり意識的にそれを出そう出そうと躍起になるのではないことが創造力発揮のためには理想ですので(それも大事なキッカケになり得ますが)、自分の意識下にある潜在意識を知る努力も日々の目標やルーティンワークに入れるのもいいことではないかと考えています。


自分の潜在意識を知る努力って何でしょう?


私は、意識主導の思考を止め、つまり少しぼーっとして「自分が何を感じるか」期待して待ってみるということもその一つだと思うのですが。。。どうでしょうね。。。


音楽と音楽家 (岩波文庫 青 502-1)/シューマン

¥756
Amazon.co.jp